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目にも涼しい。夏に似合うガラス特集!第二弾は「富山のガラス」
2023年07月06日
by 煎茶堂東京編集部
スイカにかき氷、冷やし中華にそうめん……。夏になったら食べる食べ物を挙げたらキリがありません。季節の食べ物が多ければ多いほど、その季節が楽しみになる。
7月5日(水)と、12日(水)の2週にわたって発売されるガラスの器は、そんな夏の食べ物や飲み物をもっと美味しく見せてくれるはず。クリアでシンプルなガラスから、薄さにこだわったガラス、表面の波打った形が夏らしいガラス、見ているだけですうっと体温が下がりそうな涼を感じるガラスたちをご紹介します。
※今回ご紹介するのは7月12日(水)発売のラインナップです。
WASHIZUKA GLASS WORKS
ashitsuki short / wide
富山県を拠点にガラス制作をしている「WASHIZUKA GLASS STUDIO」の鷲塚貴紀(わしづか・たかのり)さん。
富山といえば「薬売り」ですが、実は「ガラスの街」と呼ばれることも。戦前は薬のガラス瓶を製造する工場が並んでいたことから、そう言われたのだそう。
「ashitsuki short」は、何を入れても絵になるグラス。ビールやワイン、ソーダ、お茶などを注げば、気分が上がっていつもの味が何倍もおいしく感じられます。
「ashitsuki wide」は、「ashitsuki short」より少し背が低く、その名のとおり幅がかなりワイドなシルエット。ガラスと脚の部分のバランスが絶妙で、食卓にあるだけでおしゃれ感を演出できる器です。
WASHIZUKA GLASS WORKS
dish small / large
「dish 9cm」と「dish 15cm」は、シンプルを追求したガラスのプレート。表面を炎で焼成していることで、ほんのりと黄色いガラスになっていて、温かみも感じられます。
smallは小さな焼き菓子や、料理に添える薬味などにぴったり。Largeは取り皿に適したサイズ。フルーツやサラダ、ゼリーなどをのせれば、瑞々しい色鮮やかさが際立ちます。
三野直子
Tea glass mebuku
透明なグラスに木工用ボンドで下絵を書いてからサンドブラストを吹き付けて制作する三野さんの作品。緻密な作業から生まれる模様は、唯一無二の美しさです。このグラスの美しさをつまみにお酒を飲むのも良さそう。
お茶を注ぐとハッとする景色が生まれて、グラスの中の飲み物に表情を与えてくれます。氷を入れて汗をかいたグラスもまた美しい。
三野直子
茶則 mebuku
茶則(ちゃそく)とは、主に中国茶で茶葉を茶壺からうつす際に使われる小道具です。現在で言う茶さじのようなもの。
「片口M」と「Tea glass mebuku」は透明なガラスに模様が入っていますが、「茶則 mebuku」は全体的にすりガラスになっています。
茶則に茶葉をのせると茶葉の色や針のような撚りがよく見えます。抽出されたお茶を飲むことはもちろんですが、茶葉は観察するのも楽しく、そして、指の腹で触れるとすりガラスのマットな質感が気持ちいい。
お湯に触れる前の茶葉に触れ、香りを楽しみ、じっくり観察ができるのも茶則の一つの楽しみ方です。
三野直子
片口
凛と背を伸ばしているかのような「片口M」。スッと真っ直ぐに立った円柱の形で、安定感があります。その佇まいは、まるでたおやかさと強さを兼ね備えた女性のよう。
注ぎ口の先端が少し上に反り上がっています。そして、よーく見ると注ぎ口の外側には、ほんの少しの厚みがあり、注いだ後に液垂れがしにくい作りです。使い手のことがよく考えられた作品です。