- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 小野陽介
- 高木剛
- 森岡希世子
- 石田誠
- ちいさな手仕事
- 光藤佐
- 須原健夫
- 淡海陶芸研究所
- 千田稚子
- 中村譲司
- 北井里佳
- 齋藤有希子
- 酒匂ふみ
- 秀野真希
- 林沙也加
- 作山窯
- 中里花子
- 村田匠也
- 荒賀文成
- 水野悠祐
- 南裕基
- 只木芳明
- 色原昌希
- 小宮崇
- 飯高幸作
- 色原昌希
- 三輪周太郎
- 横山拓也
- 亀田文
- 亀田大介
- 中村豊実
- 高橋禎彦
- SHISEI
- 松徳ガラス
- 村上雄一
- 黒川登紀子
- YŌKI
- 加藤かずみ
- 瀬戸國勝
- 阿部春弥
- シャンブリートリオ
- 入江佑子
- 三野直子
- 古谷宣幸
- 渡辺キエ
- 後藤睦
- 三浦ナオコ
- 濱岡健太郎
- 山田哲也
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 李荘窯
- おじろ角物店
- 船串篤司
- はなクラフト
- 光泉窯
- 萩原千春
- 藤村佳澄
- 中原真希
- 堀宏治
- 広末裕子
- 文山窯
- 伊藤萠子
- 竹下努
- 角田清兵衛商店
- Eliu
- 紙上征江
- 天野千香
- 相馬佳織
- 四十沢木材工芸
- 水野悠祐
作り手のことば「常に頭に置いているのは、“手回しせねば雨が降る”」角田清兵衛商店・七代目角田清兵衛さん
2022年11月18日
by 神まどか
和歌山県は海南市で漆器の製造・販売を行う角田清兵衛商店(つのだせいべえしょうてん)は、「何気ない日常を上質な時間に変えていく」をコンセプトにシンプルな木製品を展開しています。その歴史は、なんと天保元年に遡ります。
今回は、煎茶堂東京でのお取り扱いに伴い、角田清兵衛商店 七代目の角田清兵衛さんにお話を聞きました。
角田さん、本日はよろしくお願いします。まずは、「角田清兵衛商店」というブランドについて教えてください。
創業は、1830年(天保元年)、商品の製造は和歌山県海南市を中心に、国内では石川県加賀市、海外では中国福建省でつくっているブランドです。(ブランドサイト:https://www.seibee.co.jp )
「角田清兵衛商店」が漆器を作ることになった経緯や歴史ですが、実は100年前に米騒動で社屋が焼失してしまって、過去を遡る事が出来ないのです。ですがおそらくその当時海南の地で漆器が盛んになり始めたばかりだったからだと思われます。
海南市の画家、雑賀紀行氏が書かれた一節にも、こう記されています。
現在、七代目・角田清兵衛としてブランドを守っている角田さんですが、先代たちから受け継いできたことの中で、角田清兵衛らしいと感じるものはありますか?あれば、それはどういった教えですか?
家訓である、「手回しせねば雨が降る」を常に頭に入れて商売をしています。「手回しせねば雨が降る」とは、紀州和歌山人はよく使う言葉なのですが、「手回し」=段取り、『雨が降る』=不測の事態を意味します。
つまり、段取りを怠ると不測の事態を招くぞということです。日々の仕事にしても、ブランドの未来にしても、常に先を見越した行動が必要だと思っています。
器を作る上で一番大事なことは何だと思いますか?
使ってくれる人の美味しそうな、嬉しそうな表情を目に浮かべながら品物を開発する事だと思います。
今後挑戦してみたいことはありますか?
コロナ前に海外進出をしようと挑戦し始め、4回展示会に出展をしました。その後渡航できずじまいなので、今後は海外にも視野を広げていきたいと思っています。
こちらのページでご紹介した商品右と左の矢印を使ってスライドショーをナビゲートするか、モバイルデバイスを使用している場合は左右にスワイプします