042 嫋 「MIEUEJIMA みえうえじま」
明るく弾ける香りと渋みで柑橘類の皮をかじったような感覚。コクと甘みがあとから追いかけてくる。
甘味:★★ 苦味:★★★ 旨味:★
『042 みえうえじま』味わいと香りは?
『042 みえうえじま』の香りはみずみずしい柑橘の皮のよう。味わいは渋味があり、穀物のような芯が通った印象です。なんだか人の名前のような『042 みえうえじま』。その名の通り、三重県の上嶋さんから始まった品種なので、「みえうえじま」という名前が付いています。
煎茶堂東京のお茶の中では、苦い方に位置づけられるお茶なので、苦味がお好きな方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ

香りを楽しむ淹れ方がおすすめです。一煎目は60℃のお湯を入れたら急須のふたをして香りを閉じこめること120秒。そうすることで、飲む時にはじける香りを楽しめます。
二煎目は基本のレシピ通り80℃のお湯で10秒。一煎目を低温でじっくり淹れることで香りが飛ばず最後まで楽しめます。
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何と合わせる?

『042 みえうえじま』は柑橘類の皮をかじったような苦味のあるお茶です。この香りを生かして、柑橘のお菓子と合わせるのがオススメ。実は煎茶はチーズが醸し出す香りとの相性も良いので、伊予柑のレアチーズケーキと組み合わせて、秋冬のご褒美に。
こんなシーンにおすすめ

明るく弾ける香りと渋味が朝の起き抜けにおすすめです。シャキッと目が覚めるので、朝読書や勉強の習慣をつけたい方へのプレゼントにも喜ばれる味わいです。朝に美味しいお茶が待っていると思うと、起きるのが楽しみになるかもしれません。
茶葉の様子
つやがあり、お湯をさすと茶葉の形にもどっていく、大きな葉の中蒸しです。密閉から解かれた茶葉からは、柑橘香がふわりと感じられるので開けたての香りを楽しんでみてください。
水色について

水色は黄金色で、中蒸しですがにごりが少ないのが特徴です。透明感のある水色がとても美しく、にごりのある深蒸しとは違った魅力があります。一煎目は苦味と穀物の味わいを、二煎目では、より柑橘の皮の香りが楽しめます。(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について
伊勢神宮のお膝元、三重県の大台町。水はけがよい傾斜地という立地が香りの良いお茶づくりのポイント。お茶の収穫はたった1日違うだけで成分も、茶葉の大きさも、味わいのバランスも変わってきます。
この年の『042 みえうえじま』は何もかものタイミングがあったという自信作。煎茶堂東京では、季節限定の取り扱い(9〜10月)なので、この機会に是非飲んでみてくださいね。
軽快な話口調がまるで落語を聴いているよう。松田さんのインタビューはこちらから
このへんの傾斜でがらの土のとこは香りもいいです。絶対、香りって大事ですよね 「042 みえうえじま」松田製茶 松田典久さんインタビュー
伊勢神宮のお膝元には、葉の成長がはやい早生(わせ)の品種である「みえうえじま」の茶園を持つ農家があります。
缶はこんな感じ

秋の訪れを思わせる、ワインレッドの茶缶。お部屋の模様替えと一緒に茶缶もインテリアとしてコーディネートしてみてはいかがでしょうか。茶缶を開けると茶葉が銀のパッケージに梱包されて入っています。光や湿気が入ることも無く、安心です。はさみで開封してすぐの香りはフレッシュで濃厚。開封直後の濃厚な品種の香りを是非味わってみてください。
味わい |
甘味:★★ 苦味:★★★ 旨味:★ |
合組 |
「みえうえじま」シングルオリジン |
産地 |
三重「大台」 |
農園 |
松田製茶 |
標高 |
70m |
蒸し |
中蒸し |
火入れ |
91℃ 10分 |
備考 |
開封後は直射日光や湿度を避け、1か月を目安にお召し上がりください。 |