040 香 「SHIZU7132 静7132」
爽やかな桜の香りが楽しめる品種とされ、香りを引き出すために新茶の収穫時期からしばらく寝かせておいた逸品。
甘味:★ 苦味:★★★ 旨味:★
『040 静7132』味わいと香りは?
『040 静7132』はほんのり桜のような香りのするお茶です。これは、香りを添加している訳ではなく、桜の葉にも含まれている「クマリン」という芳香成分によるもの。
香りを引き出すために、新茶の収穫時期からあえてしばらく寝かせた逸品です。
煎茶堂東京のお茶の中では、香りと渋み方に位置づけられるお茶なので、香りを楽しみたい方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ
煎茶は淹れる時のお湯の温度や抽出時間、飲む時の温度によって味わいが変化することが特徴です。
低温で淹れると甘みや旨味が、高温で淹れるとキリっと苦み渋みが際立ちます。ご自身のお好みの味を見つけてみましょう。
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何と合わせる?
桜の香りとドライな渋みが楽しめる『040 静7132』。和菓子との相性が抜群です。
あずきのふんわりした甘さが口に残っているうちにお茶をごくりと飲むと、口の中がまるで桜餅のよう?!是非おはぎで試してみてください。
こんなシーンにおすすめ
お花見の時期。まだ少し寒い時には温かいお茶が大活躍。今年のお花見は、茶葉と急須を持って桜の木の下で野点はいかがでしょう。割れない「透明急須」は野外で使うことにも向いています。
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茶葉の様子
香りを引き出すために、萎凋(いちょう)しているので、少しくすんだ緑色です。萎凋とは、収穫後すぐに熱を入れずにあえて少しだけしおらせる工程のこと。その後、深蒸しにしています。
水色について
水色は深蒸しの特徴であるにごりのある緑色です。特に二煎目は、春の新緑を思わせる水色が美しいお茶です。
(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について
『040 静7132』は、深蒸し茶の一大産地である静岡県・牧之原で作られています。
比較的温暖な平地の牧之原で作られるお茶は、葉が分厚く硬くなり、通常の蒸し時間では十分に蒸すことができず、青臭さが残ってしまうのが農家の悩みだった時代がありました。
その弱点を克服したのが、蒸し時間を長くして苦味・渋味を軽減する深蒸し茶の製法だったと言われています。
このため、現在でも静岡県で生産される煎茶は深蒸し茶が中心。特に牧之原や掛川といった地域は、深蒸し茶の主産地として広く知られています。
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缶はこんな感じ
片手で持てる小ぶりな缶です。外でお茶を飲む時はこのまま持ち運べます。
茶缶を開けると茶葉が銀のパッケージに梱包されて入っています。光や湿気が入ることも無く、安心です。はさみで開封してすぐの香りはフレッシュで濃厚。開封直後の濃厚な品種の香りを是非味わってみてください。
味わい |
甘味:★ 苦味:★★
★ 旨味:★ |
合組 |
「静7132」シングルオリジン
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産地 |
静岡県「牧之原」
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農園 |
源間園
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標高 |
61m |
蒸し |
深蒸し |
火入れ |
生 |
備考 |
開封後は直射日光や湿度を避け、1か月を目安にお召し上がりください。 |