004 旨 「YABUKITA-YAME やぶきたやめ」
凝縮された出汁のような旨味はまるで玉露。低めの温度で甘味ととろみを出して特別な一杯を。
甘味:★★★ 苦味:★★ 旨味:★★★
『004 やぶきた やめ』の味わいと香りは?

『004 やぶきた やめ』は、煎茶堂東京のお茶の中でも王道の味わいです。香りも味も非常に良く、不思議とどこか懐かしく身近に感じられます。それもそのはず。「やぶきた」という品種は日本で1番多く作られており、栽培面積の70%以上を占めています。日本茶を飲んだことがある方は必ず、やぶきたを飲んだことがあると言っても過言ではありません。
煎茶堂東京のお茶の中では、旨味に位置づけられるお茶なので、旨味や落ち着く味がお好きな方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ
『004 やぶきた やめ』は、ほんのり抹茶のような優しい香りが味わえます。この香りを引き出すのに最適な温度は70℃でした。その為、一煎目を70℃で淹れる煎茶堂東京の基本のレシピがおすすめ。
一煎目は少し低めの70℃でとろりとした甘味と旨味を、二煎目は80℃でさっと淹れることで渋味や苦味を引き出します。
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何と合わせる?
和のものと相性の良い『004 やぶきた やめ』。お料理ならお醤油やお出汁、お菓子ならあんこと言った和の王道との相性が◎。作り手である江島さんの茶畑を訪れた時のことを書いたスタッフコラムでは、『004 やぶきた やめ』と桜の麩饅頭の魅力をお伝えしています。
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こんなシーンにおすすめ
相手の好みがわからない。そんな時には『004 やぶきた やめ』が活躍します。個性を強調しすぎない本物の味わいは、普段お茶を飲まない方はもちろんお茶好きも納得の味。日本の代表的なお茶の味わいとして海外の方へのプレゼントにもおすすめです。
茶葉の様子
日が当たらない様に覆いをかぶせることで、旨味を増す栽培方法が伝統的な地域で作られるこのお茶は、茶葉の色も濃い緑色です。これは、日の光を求めてクロロフィルという成分が増すため、緑色が鮮やかに濃くなっていきます。
水色について
一煎目は濁りの少ない綺麗な黄緑色です。茶葉が中蒸しなので、二煎目は少し濁りがあり、鮮やかな青緑色になります。味わいだけでなく、色合いも変わっていくので、是非煎を重ねてみてください。
(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について
日本でも有数のお茶の名産地である福岡県の「八女」。そんな八女の地域で5軒の個人農家が集まってスタートした会社が八女美緑園製茶です。作り手の江島さんのモットーは「八女茶のファンを喜ばせるために真摯にお茶と向き合う」こと。
工場の隣には八女茶を使った料理が食べられるお食事処があり、八女茶を堪能出来ます。そうして、ファンの方との交流も大切にしている江島さん。伺ったときに出してもらった八女茶と八女抹茶のクランチチョコはとても美味しくお土産で買ってしまうほどでした。
缶はこんな感じ
飲むだけでなく、目でも味わえるキュートな桃色の缶。リビングに何気なく置いていても素敵です。
茶缶を開けると茶葉が銀のパッケージに梱包されて入っています。光や湿気が入ることも無く、安心です。はさみで開封してすぐの香りはフレッシュで濃厚。開封直後の濃厚な品種の香りを是非味わってみてください。
味わい |
甘味:★★ ★ 苦味:★ ★ 旨味:★★ ★
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合組 |
「やぶきた」シングルオリジン |
産地 |
福岡県「八女」
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農園 |
八女美緑園製茶(江島一信)
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標高 |
129m
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蒸し |
中蒸し |
火入れ |
104℃ 10min
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備考 |
開封後は直射日光や湿度を避け、1か月を目安にお召し上がりください。 |