
京都府舞鶴市で生まれ、現在は愛知県蒲郡市で作品を作り続けている木工作家の南裕基さん。大学では福祉を学び、児童施設に勤めていたという意外な経歴の持ち主です。
そのときに「子どもに触らせるなら木がいい」と、木材の香りや手触りに着目。次第にものづくりへの関心も高まり、木工作家の道を歩み始めました。
そんな南さんの作品から今回は「スプーン」をご紹介します。
所作が美しく見える「スプーン」
艶やかな漆の「スプーン」は存在感を放ちながらも、持ち上げるとふわりと軽いことに驚きます。
横から見ると柄の部分は三角形になっているので、指が添えやすく、自然と所作までキレイに見せてくれます。
スプーンは彫り目が細かく、唇への当たりもするんとなめらか。
木のカトラリーは熱を伝えにくいので、口に入れたときに熱かったり、冷たかったりする感覚が苦手な方にもおすすめです。
約15cmと、ティースプーンと同じぐらいのサイズ感。ガラスや陶器など、木工以外の器とも相性がいいので、いつものスタイリングのアクセントになってくれますよ。
海や山がある豊かな環境で育った南さん。現在拠点を構える蒲郡市にも共通するところを感じているのだそう。日々の生活で出合ったもの、たとえば「建築物のラインがかっこいい」と思ったら、それを作品に落とし込んでいるのだそう。
木工作品は使い込むことで味がでる、“育てる”楽しみがあります。南さんの作品は蜜蝋と亜麻仁オイルを配合したもので仕上げられていますが、お手入れは蜜蝋を塗るか、もしくは口に触れても安心なクルミのオイルや亜麻仁オイルでも代用できます。
日々使って育てながら、暮らしに“なじむ”過程を末長くお楽しみください。
南裕基さんの作品一覧
作り手のことば
「すごく綺麗なものよりも手仕事の跡が残るのがいい」木工作家・南裕基さんインタビュー
木工作品を作るときはどういうプロセスで作っていってるんでしょうか。
材料は丸太を縦にスライスしたようなものです。それを、お盆の場合はその厚みまで削ってカットして、内側のへこんでいるところを削って、それで大まかな形が完成なんですよ。あとはもう全部手で整えていくって感じですね。
手仕事の風合いも残したいので、すごく綺麗なものを作りたいっていうよりは、綺麗でもありつつ、手で作ったあとが残るのが僕はいいと思っていて。だから全部微妙な違いがあっていいと思ってます。
南さんが作品を作っていて好きな工程はありますか?
そうですね。ざっくりとした形は機械で作るので、淡々とした作業なんですけど。だけど“のみ”や彫刻刀などを使って形を整えたりしていく段階っていうのは、少しずつシルエットが完成に近づいてくるので面白いですね。
もちろん完成して蜜蝋塗ったりとか漆を塗ったりして仕上げている途中の作業も楽しい。
新しく考えて作ったものが形になるっていうのが一番面白いところで、それがしっくりきた瞬間はたまらないです。もちろんしっくりこないときもいっぱいあって、きっとそれがより大きな喜びに繋がっていると思います。
木工作品のお手入れはどのようにしたらいいですか?
電子レンジ、オーブンや食洗機などは基本的に使用できません。
蜜蝋に亜麻仁油とかを混ぜて作ったものを仕上げに塗っているんですが、洗ったりしていくとすぐに落ちてくるので、どうしてもカサついてきたりとか、白くなってきたりしてしまいます。
お客さん自身で蜜蝋を塗るかそれに類似したもの、口に入るものなので基本的にはクルミのオイルとか亜麻仁オイルとかがいいとは思いますけど、それを塗ってもらえるとお手入れとしていいかなとは思います。
ただ油によっても乾かない油、例えばサラダ油とかは塗って綺麗にはなると思いますけど、ベタベタにもなると思うのであまりお勧めではないですね。
塗るときは手に垂らして指で塗る感じでもいいと思いますよ。いずれにしても、塗ってもまたすぐ落ちるのですが何度も繰り返し塗っていくと徐々に落ちづらくなってきて、塗る頻度は落ちてくると思います。
人によっては塗らなくても味があっていい感じだよっていう方もいるんですけど、カサついてくるので多少は塗ってあげたほうがいいかなとは思いますね。
最後に、作品を作る上でのポリシーを教えていただけますでしょうか。
最初、こういう作家業を始めたときには「みんなが好きだと思うもの」「万人に好かれるもの」を考えないと!と思っていたので、すごくシンプルな丸いお皿を作ろうと思っていました。
でも木工作家さんはたくさんいるし、僕が始めた時期っていうのは結構どんどん増えているような時期だったので、なんかそれじゃあちょっと面白くないなというのがあって。
そういうシンプルなものを作ってる人はたくさんいるから、そこはお任せして、自分は自分らしい部分を作品に落とし込んで、基本的には「自分が作りたいもの」「好きな形」というものを作品にしていきたいなと思ってますね。
お買い物前に
・ひとつひとつ、手作業で形を起こしています。木の風合いや色合いなど全て同じものではございません。それぞれの表情をお楽しみください。
・お使いになった後の汚れは早めに落とし、よく乾かしてから保管をしてください。
・重ねる時は薄紙を一枚間に挟む優しさでキズがつきません。
・イメージが異なるなどお客様都合での返品は受けつけておりません。
避けてほしいこと
・研磨剤・研磨剤入りの洗剤・クレンザー・金属たわし等のご使用。
(強くこすると表面に傷がつくことがありますので、ご使用は避け、柔らかいスポンジで洗ってください。)
・ひびや亀裂が入った時のご使用。
・長時間の水の中での放置。
商品仕様
原産国・地域 | 愛知県蒲郡市 |
仕様・混率 | 木 |
重量 | 約5g |
外寸(縦) | 約150mm |
外寸(横) | 約30mm |
外寸(高さ) | 約10mm |
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お買い物ガイド
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待ちに待ったティーポットを購入する事が出来ました。
早速お茶を淹れてみました。
とても美味しく淹れる事ができました。
素敵なティーポットで大変気に入りました。
お茶好きの友人へのプレゼントで購入しました。
見た目の美しさはもちろん大きさもちょうどよくとても喜んでもらえました。
1日のなかで素敵なティータイムを過ごしてもらえそうです。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
毎月届くお茶は、普段慌しく生活している私に、癒しの時間を与えてくれます。様々な香りや味に出会えるこのシステムも気に入っています。もし、聞いていただけるなら、煎茶のみのコースも作っていただけると有り難いです。煎茶の奥深さに気づけたのがこのサイトからだったので、今のコースに合わせて、煎茶のみのコースを作っていただけることをのぞみます。
お茶の風味とペアリングで季節を感じられ、冊子を読みながらほっとひと息つけるのが癒しになっています。TOKYO TEA JOURNALのおかげでこういう時間を自然と作れるようになりました。
昔、ここのお茶を頼んでて、辞めちゃったんですけど、やっぱり、また、ここのお茶が、恋しくなり、頼みたくなるくらい、美味しいんですよね。色々なお茶が、飲めるのが、いいんですよ。
記載されているように液だれはなく、気にせず安心して飲み物を頂けます。また通常の持ち手と比べ角張っているからか滑りずらく持ちやすいです。
濱岡さんの作品はどれも使いやすく、長く愛用できる品々ばかりです。
ちゃんとした茶器を使った事はなかったのですが、見よう見まねで冷茶を入れたピッチャーと茶杯を用意して毎日いただいてます。
茶杯は5、6口程の量なんですが、茶杯には氷を入れず、常にピッチャーで程よく冷えたものをいただけるので、じっくりとお茶を味を楽しめ、また素敵な雰囲気も味わえて、とても満足しています。
高橋さんのグラスは、円やかという表現が正しいのでしょうか、薄すぎも厚すぎもない絶妙な厚さと相まって、ガラスなのに持った感じや、口の当たるところに角というか硬さを感じない不思議な趣きがあるんですよね。とても気に入っています。
大きさも使いやすく、可愛くてなんと言っても素材感が好きです。焼き物などは写真と届いたときで印象が違う事もありますが、イメージ通りでした。形もカワイイので色々活躍しそうです・
白桃烏龍茶 翠玉を何度もリピート買いしています、すっきりした味わいで夏に適したお茶ですが、秋になっても美味しいものは美味しいのでしょう。秋の味わいも確かめようと思っています。
購入する際、どれにするか迷わなくていいので
とても嬉しいです
最近忙しくお茶を楽しむ時間が取れませんが
又、購入したく思います。
一度 美味しいお茶見つけ検索しましたら完売となっていました。
気づいた時には売り切れで買えなかったので再販を楽しみにしていました。
一緒に販売されている茶そばやお茶のそうめんの薬味に使いました。
海苔が手で千切ったような大きめのサイズで、風味豊かに感じます。
パッケージに使用例がイラストで記載されている所も良いなと思いました。
美味しかったので友人にお裾分けしたところ、とても喜んでいただけました。