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【こども×お茶】教育機関への透明急須寄贈プログラム受け入れ先の募集と活動報告

2022年03月24日

by 煎茶堂東京編集部

こんにちは、煎茶堂東京の谷本です。

2020年より開始した教育機関へのお茶+茶器の寄贈プログラムは、7施設・135個の寄贈(その後も徐々に増えています)を終え、それぞれの施設の方々・先生方との意見交換・活動報告をさせていただいております。

本記事では、このプログラムを始めた背景とその活動報告について、そして今後のパートナーとなっていただく受け入れ先の幼稚園・保育園・小学校・子ども食堂などの募集をいたします。

この活動を通じて子どもたちから元気をもらうハッピーな活動となりました。継続のため、こんな活動をしている企業があるよ、といったみなさまのご紹介や応援をいただけると大変助かります。

子どもたちのお茶体験!触って・嗅いで・飲んで、日本のことを知る

まずはじめに、こちらの動画をご覧ください。

こちらは、 企画に賛同いただいたインターナショナルスクール「キンダーキッズ」さんでのワークショップです。

透明急須は「割れない」「熱くない」「透明(中身が見える)」という特徴を備えているため、安全面の考慮はもちろん、視覚的にもお茶を楽しめるという点から、子どもたちの五感を刺激する日本茶体験を行うことができました。

実施した教室に響く声、新鮮な驚きに満ちた瞳。食べてみたい!苦い!うまい! 子どもたちのお茶を楽しむ姿に思わずこちらも顔がほころびます。

製造ロスをなくし、子どもたちの成長機会を増やす

ブログで「使用上問題ないが販売に適さない透明急須を寄贈できないか」と発信したことをきっかけに、お声をかけていただいてこの企画がスタートしました。

ものづくりにおいて、ロスは避けて通れない重要な課題です。私達はロスを最小化したいと考えています。そのため、「完品として販売できないけれども使用には全く問題がない」=廃棄してしまえば資源を無駄にしてしまう個体について、協力先の幼稚園・保育園などの教育機関への寄贈を行うことにしました。それが子どもたちの成長機会を増やし、お茶の未来へもつながることだと感じたからです。

私達のものづくりについての想いを綴ったブログはこちらをご覧ください。

7施設・135個の寄贈!ワークショップの様子

日本茶を淹れる体験は、味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚を伴います。

・「味覚」・・・五味のうちのひとつであるお茶のうま味。
・「嗅覚」・・・お茶ごとに異なる繊細な香り。
・「触覚」・・・茶葉に触れること。茶道具を使用して淹れる所作。
・「聴覚」・・・茶道では音もごちそうと言われるように、お湯の音、急須に残った茶葉が立てるパチパチとした音。
・「視覚」・・・茶葉の開いていく様子や、お茶の色。

積極的に日本茶体験を楽しんだ子どもたち。茶葉を「食べてみたい」とリクエストする子も。食べても良い茶葉もありますので、実際にもぐもぐ。。。

この体験を持ち帰って、お家で家族とお茶を淹れるなどコミュニケーションを創発する多面的な取り組みとなっています。

若い世代の先生方も、お茶を急須で入れるのは実はあまりない体験...!?

受け入れ先の募集について

この取り組みを継続して行っていきたいと考えており、新たな受け入れ先を募集しております。もしご興味のある方がいらっしゃいましたらご連絡 (担当:谷本 contact@greenbrewing.jp ) をいただけたら幸いです。

透明急須の寄贈、茶葉の提供、ワークショップを実施するためのお茶の知識や注意点などのサポートをさせていただきます。

目指すのは「温かい流通」

完品でない透明急須でも、小さな黒点や、かすり傷程度の使用するのに全く問題のない商品は、それが個性として許容できる方とマッチングするような「温かい流通」を目指していきたいと思います。

「大量生産・大量消費」の中で、商品に対する完璧主義や行き過ぎたクオリティ追求について立ち止まって考え直すこと。そうしてお客様や社会と良好な関係を築くことをこれからも行ってまいります。

皆さまがお使いの透明急須が、長く使っていただける製品であり、そのときに胸を張れるサステナブルなブランドでありたいと思います。