
地下水を深く知るための、6つのQ&A
2021年06月17日
地球は水の星―そう言われていますが、地球上に存在する水の9割以上が海水であり、淡水はわずか2.5%ほどしかありません。しかもそのほとんどは南極や北極の氷であり、「水」の形をしているものは、たったの0.01%。
お茶を淹れるときにも、水は必ず使いますよね。どれだけ地下に滞留したのか、どのような地質条件なのかによって、水の味は大きく変わるのです。
今回は、生きていくために欠かせないのに意外と知らない水について、水と地下水をもう少し深く知るための6つのQ&Aをご紹介します!
Q1/ミネラルウォーターにはどんな種類があるの?
ミネラルウォーターは、以下の4種類に分けられます。
・ナチュラルウォーター
特定の水源から採取された地下水で、ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていないもの。
・ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、地中でミネラル成分が溶け込んだ地下水のこと。
・ミネラルウォーター
採水した地下水を、沈殿・ろ過・加熱殺菌のほか、オゾン殺菌、紫外線殺菌・ミネラル成分調整・ブレンドの処理などをおこなったもの。
・ボトルドウォーター
地下水以外(地表水、水道水など)を水源とした水。処理方法の限定は特になし。
Q2/地下水は地層のどこにあるの?
礫や砂、割れ目のある岩石など、多孔質で水が流れやすい帯水層と呼ばれる場所に多く存在しています。日常的に採水できる地下水の深さは数m〜数百mですが、1000mを超える深層地下水が、全国の温泉施設で利用されています。
地下水はさらに深部にも存在すると言われていますが、まだまだはっきりしたことはわかっていません。
Q3/飲料水に地下水が利用されるのはなぜ?
河川など、地表にある水は雨が降ると濁るため、飲料水とするにはさまざまな浄化処理が必要です。しかし地下水は自然にろ過されており、消毒のみで飲用できるものも多くあるためです。
熊本市や岐阜市では、上水道にもすべて地下水を利用しています。水道水に地下水を利用している人は、日本の人口の4人に1人の割合だそう。
Q4/雨水が地下水になると、成分はどう変化する?
雨水は、大気中の塵やほこり、硫黄、窒素酸化物などの溶存物質を含んでいます。雨水が地下に浸み込んでいくと、土壌を通るうちに塵やほこりは取り除かれます。
さらに砂礫層(細かい粘土層)によってろ過されていきます。地下を移動していく間に岩石からミネラル分が溶け出したものが、ミネラル分を含む水になるのです。
Q5/地下水が多いのは、どんな場所?
地下水は、「地下水面」と呼ばれる地層の下部であれば、ほぼどんな場所にも存在します。日本において利用しやすい地下水は、砂礫層が発達した沖積平野(河川の氾濫などで土砂が堆積してできた平野)や扇状地(狭い山間地を流れる河川が広い平坦地に出た時、流れが弱まり、運ばれてきた土砂が扇状に堆積してできた土地)にある、大量の地下水です。
また森林地帯は、落葉などによって降雨を浸透しやすい土壌を作り、根が地下深くに降雨を運ぶ道を作るなどの働きがあり「緑のダム」と呼ばれます。
Q6/硬水と軟水はどう違う?
硬水・軟水を分ける基準には「硬度」が使われます。水に含まれるカルシウム・マグネシウムの濃度で、100㎎/ℓ以下だと軟水、101〜300㎎/ℓが中硬水、300㎎/ℓ以上が硬水というのが目安になります。
一般的に、軟水はのどごしがやわらかくさわやかで、硬水はミネラル分を多く含むため、ミネラルの補給目的などでも摂取されます。お茶などの香りや味を引き出すには、ミネラルが少ない軟水の方が適していると言われます。
出汁をひく場合にも、軟水の方がグルタミン酸やイノシン酸が抽出されやすくなります。
地下水について、基本を詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
この記事は「TOKYO TEA JOURNAL」VOL.26に収録されています。
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