
水はお茶の味を左右する。水道水を使う際の注意点も紹介
2020年04月01日
お茶を淹れる時、必ず必要になるのが茶葉と水。美味しい茶葉は用意できたけれど、水道水で日本茶を淹れてみたらなんとなく美味しくない、という経験のある方もいるのではないでしょうか。
そう、お茶の味は水によって大きく左右されるのです。 このようにお話すると「水にこだわるのは大変」と思われるかもしれませんが、自宅の水道水でも美味しく淹れることができます。
そこで今回は、日本茶を淹れる際にはどんな水を使うのがいいのか、水道水を使う際にはどんなことに注意すればいいのか、ご紹介していきましょう。
水がお茶の味を左右する2つの要因とは
まず、水がお茶の味を左右する要因は大きく分けて
・水そのものの味がお茶に影響を与える ・水に含まれる成分がお茶の抽出を妨げてしまう |
という2点からなります。これらの要因について順番にご紹介していきましょう。
「お茶のほとんどは水でできている」という事実
はじめに、1つ目の「水そのものの味がお茶に影響を与える」という点についてみていきます。
そもそもお茶の成分のほとんどは水が占めています。お茶に含まれる成分を詳しく見ていくと、実に約99.7%が水でできているのです。茶葉から溶け出した成分の占める割合は、残りのたった0.3%程度。つまり、どれだけこだわりの茶葉を使ったとしても、水が美味しくなければ台無しになってしまうということです。
水がお茶の味に影響を与える原因として大きいのが、ミネラル臭とカルキ臭です。
ミネラル臭とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムによって感じる独特の重みや苦味。これが茶葉本来の持つ味を邪魔してしまうことがあります。
もう一つのカルキ臭は、水道水で淹れる場合に問題となるものです。冒頭でご紹介した「水道水で日本茶を淹れてみたら何となく美味しくない」という現象の要因は、まさにこのカルキ臭。
カルキとは、水道水の消毒に使われる塩素や石灰を用いた化学物質のことで、元の水に含まれる汚れ成分と化学反応を起こし、独特な塩素臭を生み出します。水道水をそのまま使うと、この独特な臭いがお茶の風味を阻害してしまうのです。
ただ、水道水をしっかりと煮沸することでカルキ臭を取り除くことができます。できれば沸騰した状態で3〜5分以上放置、やかんを使う場合には蓋を開けておくといいでしょう。こうすることで、原因物質を取り除くことができるため、独特の臭いも少なくなるのです。
日本茶には日本の水が適している理由
つづいては、2つ目の「水に含まれる成分がお茶の抽出を妨げてしまう」という点についてご紹介していきましょう。
先ほどお話しした通り、水には主にカルシウムとマグネシウムという2つのミネラルが含まれています。これらのミネラルは茶葉本来の持つ味を邪魔してしまうだけでなく、実はお茶の抽出にも影響を与えることがあるのです。
カルシウムやマグネシウムの含有量は、水の産地や種類によって異なっています。
水1,000mlの中にどれくらいカルシウムとマグネシウムが含まれているかを表す数値を「硬度」と言い、硬度の値が高い水を「硬水」、値が低い水を「軟水」と呼びます。要するに、2つのミネラルがたくさん含まれているのが硬水で、少ないのが軟水と考えればいいでしょう。
日本の水源の多くは軟水であるのに対し、ヨーロッパなどでは硬水が多く見られます。市販のミネラルウォーターを例にとっても、国産のほとんどは軟水、ヨーロッパ産の多くは硬水。ミネラルウォーターを購入すると、ラベルに軟水・硬水どちらなのか記載されています。
さて、ここからが本題です。お茶を淹れるのに適しているのは、硬水・軟水どちらでしょうか。
答えは「軟水」。なぜかと言うと、硬水はカルシウムとマグネシウムの含有量が多いため、茶葉の成分が溶け出すのを邪魔してしまうからです。こうなると、茶葉が持つ本来の味・香りが抽出されにくく、味気ないお茶になってしまうことが多いです。ミネラルウォーターでお茶を淹れる場合には、軟水、つまり日本産のものを使うのがおすすめです。
なお、日本では水道水も多くが軟水ですが、硬度には地域差があるとされています。たとえば関東地方や九州地方の水道水は、関西地方や四国地方のものに比べて硬度がやや高いとされているのです。
日本産の軟水を使って、美味しい日本茶ライフ
ここまでお話ししてきたことを簡単にまとめると、お茶を美味しく淹れるには、日本産の軟水、特にカルキ臭の影響が少ないミネラルウォーターを使うのがいいということです。日本では水道水も多くが軟水のため、煮沸してカルキ臭を飛ばせば美味しく淹れることができます。
水に気を配ることで、日本茶をより美味しく飲めるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
温暖化の影響でハッキリとした四季をあまり感じなくなりました。
この定期便申込んでからそれぞれの季節のお茶が送られてくるのでそこで四季を感じています。
定期的に届く色々な種類のお茶は、飲みきりサイズなので、一息つきたい時にうってつけ。付属のフリーペーパーに載る、届けられたお茶の情報をノートに貼り、美味しいと思ったものを記録している。次第に自分の好みが浮き彫りとなっていくのが面白い。
欲を言えばお茶の小袋に、何度のお湯で何分、という情報を明記してもらえるとありがたい。
届くたびにワクワクする内容で、毎回新しい発見があります。
味わいや産地の背景、淹れ方のコツまで丁寧に紹介されていて、お茶の奥深さを感じられました。
特に季節ごとの特集が素敵で、自宅でのティータイムがもっと豊かになりました🍵
初心者にもわかりやすく、お茶が好きな方にはもちろん、これから知りたい方にもおすすめです!
tea journalを初めてから生活に新しい彩りが増えました。
お茶と一緒についてくる読み物を読みながら、季節のお茶にどんなおやつに料理を合わせようか、どんな茶器を合わせようかと考える時間がすごく楽しいです。
お茶を飲んでゆっくりする時間を与えてくれるtokyo tea journalが私は好きです。
あまり銘柄に意識がなかった中、ふと「美味しいなあ、このお茶…」とパッケージを見たら長崎・彼杵のお茶で実は祖母がいた土地のものだと知り驚きました。こんな名産がある所だったとは。届くお茶はどれも美味しく、ゆっくり味わいながらお茶を飲むのが贅沢な時間になりました。いつもありがとうございます。
毎朝、煎茶を淹れて職場に持っていくんですが、これまで知らなかった銘柄が毎月届くので本当に楽しみで仕方ありません
煎茶も勿論ですが、ほうじ茶や烏龍茶などもとても美味しく頂いています
これからも毎月楽しみにしています
小袋 お茶 3個付いてお茶の飲み方「ふーんこんな飲み方があったか?」次やってみようか、これは面倒じゃなどと読み終わりの方にお菓子の話し出てくるんだけどこれが好き!
レモングラスも煎茶も大好きなので購入しました。予想以上に香りも良く美味しくて、毎日いただいています。缶のデザインも爽やかでオシャレ。詰め替えはあるのかしら?リピートします。
shopで水出し試飲させていただきました。
購入し、自宅で水素水で一晩かけ抽出。
色、香り良し、旨み甘みは冷たくても段違いに良い笑。3日目でも美味しい。
お友達も美味し〜い。の一言
綺麗な色、優しい香り、旨み甘みが大好きです。
初めて知ったのはレター便に登録して送られてきたのがきっかけでした。
適温で一定の分数で抽出後、飲んだ時の子供の表情忘れられません笑。
ぷっくりとしたシルエットが何とも可愛らしいです。木肌もすべすべしてなめらかで、触っていてとても気持ちがいいです。木のお皿が欲しいと探していましたが、いい出会いができてうれしく思います。
本来お茶に使う道具だと思いますが、コーヒーの道具として良さそうだなと思い購入しました。コーヒー豆をすくうのに丁度よいサイズで使っていくことに馴染みそうです。コーヒーを淹れる時の楽しみとなっています。
商品説明の「海苔の香り」に惹かれて購入しましたが、確かに茶葉からほのかに海苔の香りがします。
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好きなお茶にこれを入れて玄米茶にできるなんて素敵! と思って購入しました。
同じ茶葉でも、最初は甘みやコクを味わい、最後は玄米茶に、と違う楽しみ方ができてとてもいいです。
湿気る前に使い切れそうな分量もちょうどよく、なくなったらまた買い足そうと思っています。