
ティーブーム到来を前にきちんと知っておきたい 緑茶・烏龍茶・紅茶の違い
2019年04月26日
「お茶」と一口で言っても、緑茶や烏龍茶、紅茶といった種類があります。日常的に何気なく使われているそれらのお茶は、どのように分類されているのでしょうか。 コーヒーに続いてお茶が話題になっているいまの時期に、茶の分類についてきちんとおさえておいて損はないので、本記事で具体的にどのような違いがあるのかご紹介したいと思います。
「お茶の違いは「発酵度合い」によって異なる
緑茶、烏龍茶、紅茶は同じ「チャ(チャノキ)」の葉っぱから作られています。詳しくはツバキ科ツバキ属チャノキ、学名カメリアシネンシスです。咲く花は椿の花に形がよく似た小さな白い花が咲きます。
茶は同じツバキ科の「チャ」から作られますが、どのように緑茶・烏龍茶・紅茶に分かれるのかというと、その発酵度合いによって分類されています。
収穫した茶葉をどの程度「発酵」させるか、によってお茶の種類が決まりるのです。
・無発酵茶:緑茶
・半発酵茶:烏龍茶
・全発酵茶:紅茶
に分類されます。緑茶の発酵度合いが0%だとすると、烏龍茶が1〜99%、紅茶が100%ということになります。実際の境界線は曖昧なため、そこは柔軟に捉えていただければと思います。
茶における発酵のメカニズム
茶の発酵というのはどういうことでしょうか。日本酒や味噌など、日本には多くの発酵食品が存在しますが、実はそれらの発酵とお茶の発酵は意味合いが異なります。
発酵の定義は一般に、菌などの微生物を介して食品を製造することですが、お茶の発酵には微生物は一切関与していません。お茶の葉にはポリフェノールオキシダーゼと呼ばれる酸化酵素があります。これは苦味成分タンニン(カテキン類)をはじめとするポリフェノールを酸化させる働きを持つ酸化酵素です。
カテキンは高い温度で溶け出しやすく、熱いお湯で淹れた際にでる苦味成分でもあります。苦味成分のタンニン(カテキン類)が酸化重合され、テフラビン、テアルビジンといった成分に変わる「酸化」のことを、お茶の世界では「発酵」と呼んでいます。
ちなみに、酸化はどんな食材でも行われています。リンゴを切って放置しておくと、茶色くなる現象も「酸化」です。発酵の定義が菌などの微生物を介して食品を製造することなので、菌を利用しない茶の発酵(この場合、酸化)は、実は発酵とは言えないのですが、古くから発酵と考えられていたために慣習として発酵と呼ばれています。
茶は発酵が進むと烏龍茶や紅茶のように茶葉が茶色くなり、香りは青々とした清涼感から芳醇な香りに変わっていきます。つまり緑茶は酸化酵素を促進させない製法で、烏龍茶や紅茶は酸化酵素の働きを促進させた製法と言えます。発酵は、多種多様なお茶を作る上で非常に重要な工程なのです。
発酵度合いと発酵の方法によって、大きく6つに分けられる
上記で説明したお茶の発酵によって分類をすると、不発酵茶・半発酵茶・全発酵茶の3つに分類されますが、さらに細かく6つに分類することができます。
・不発酵茶(緑茶)
最も馴染み深い緑茶は発酵させる工程がありません。青々とした清涼感を残すために茶葉を蒸して、酸化酵素を破壊し働きを止めることで、鮮度を保っており、黄金色・萌黄色のお茶の色が残ります。
不発酵茶は熱いお湯で淹れると苦味成分のタンニンが出て、いわゆる渋いお茶になります。
また、日本式の「蒸し製煎茶」は生の茶葉を蒸気で蒸してから揉みますが、中国式の「釜炒り茶」は熱した釜(鍋のようなもの)の中に生葉を入れ、煎りながら作られるという違いがあるように、同じ緑茶でも製法は産地によって異なってきます。
・弱発酵茶(白茶)
発酵を軽く行ってから作られるお茶です。太陽光や室内に放置して自然にしおれさせた後、そのまま乾燥させて作られます。ほんのりと芳醇な香りで、後味の甘みが特徴的です。
・半発酵茶(青茶または烏龍茶)
茶葉を日干し、その後に陰干しして葉をしおれさせます。短時間発酵させた後に熱を加え、酸化酵素の働きを止めて作られます。要は緑茶と紅茶の中間に位置するものです。
発酵過程でタンニンが減少しているため、熱湯を注いだ時、緑茶より苦味や渋みが弱くなります。
・全発酵茶(紅茶)
発酵を十分に行ってから作られるお茶です。果物や草花または蜂蜜のような香りや芳醇な味わいが特徴的です。
主な原産地はインド、スリランカ、中国、ヨーロッパなどを中心に広く世界中で作られています。
発酵によって苦味成分のタンニンが酸化し、烏龍茶よりも苦味や渋みが弱くなるのが特徴です。日本の茶農家で紅茶を作る場合もあり「和紅茶」と言われています。
・弱後発酵茶(黄茶)
黄茶(ファンチャ)は、通常の発酵と合わせて、悶黄(もんこう)と呼ばれる熟成工程を経て、酸化酵素を使わずに加熱後の発酵も行うお茶です。こちらは後発酵ですが、微生物による発酵ではありません。
・後発酵茶(黒茶、碁石茶、阿波晩茶など)
後発酵茶は、茶葉を加熱して酸化発酵の働きを止めた後、乳酸菌や酵母などの微生物を用いて発酵させたお茶です。
黒茶(ヘイチャ)は麹菌、碁石茶・阿波晩茶は乳酸菌による発酵を行ったものになります。黒茶では中国のプーアル茶が有名です。
お茶の分類は、発酵度合いによるもの
発酵とは、化学的な定義としては微生物(イースト菌や乳酸菌など)が嫌気条件下でエネルギーを得るために有機化合物を酸化して、アルコール、有機酸、二酸化炭素などを生成する過程のことです。
しかしお茶の発酵には、菌は関与しません。「お茶の発酵」は、厳密には酸化酵素による酸化=発酵のことです。発酵させないで作るのが緑茶であり、半発酵茶を烏龍茶、全発酵茶を紅茶と分類されています。
緑茶が青々とした爽やかな香りがあるのは、発酵をさせないように、葉に含まれている酸化酵素を熱によって失活させ、鮮度を保っているからなのです。烏龍茶と紅茶のように発酵させることで苦味成分タンニンを酸化させると香り成分が増し、芳醇な果実のような風味を感じることができます。
緑茶でも近年では微発酵させること(萎凋)で香りを引き出したものがあります。煎茶堂東京では「003 こいしずく」「007 宵の七曜星」「017 藤枝かおり」などがあり、香り高いため紅茶好きの方にも好まれるような味わいです。
発酵の工程は大きい味の方向性を決めますが、茶葉の産地や品種、その土地の気候や土壌など、発酵以外にもお茶の風味や香りを左右する要素は様々です。先入観なく、色々なお茶を飲むことで、自分の好みに合ったお茶を見つけていただければ幸いです。
父親に贈る用で通常の商品を、自分用に二級品を購入しました。よく見てみると底に傷がありましたが、よく見なければわからないくらいで使用には全く支障ないので、とてもレベルの高い二級品だと思いました。磁器製の急須を処分してこちらに変えたので、食器棚もスッキリしておしゃれになり気分も上がりました。大事に使いたいと思います。
むさしかおりを頂いて。
一煎目、まあるい旨味とコクを感じる美味しさ、大好きな口当たりでした。
二煎目 心地よい苦味、
そして新緑の様な爽やかさ
一煎目とは大きく違う味わいを感じ
お茶好きとしてお茶を頂く楽しみを味わえます。シングルオリジンならではの茶葉本来の味を実感します。
紅茶党だった私が、「美味しい緑茶が飲みたい!」と思い、始めてみました。毎月色々なお茶(たまに和紅茶や烏龍茶も入っていてなお嬉しい)が手元に届き、今まで難しいと勝手に思い込んでいた緑茶が一回分ずつ3種類も入っているので、気軽に美味しいお茶が楽しめて私の中でのお茶の世界が広がりました。どんな緑茶に出会えるのか、これからも楽しみです。ありがとうございます。
注文から購入、発送、到着まで心配りが行き届いています。茶もおいしくいただきました。
亀田文さんの面取り鉢と同時購入しました。形の可愛らしさと柔らかな感じが気に入り、実際手元に届き、やはり形の綺麗さ、可愛らしさに満足ですが、思ったより底面積が小さいので、薬味やタレ、プチ菓子(練り切り1つ)を入れるサイズ感で、ワンプレートに乗せる豆皿のようにも使おうと思っています。
亀田文さんの器は前々から購入を考えていて、今回決心して家族分購入しました。
本当に使い勝手がよく、なかなかこの深さでこの形は見かけず、和・洋・中・デザートまで、何にでも合わせられます。買って良かったと思える優秀な器です。
とてもしっかり梱包していただきあ、また適宜メールでのご連絡もあり、信頼できるお店でだと思います。
また、機会があれば宜しくお願い致します。
黒豆も生姜も香りや香ばしさが際立っていて美味しくいただいています。豆乳ティーにしても香ばしさが残って楽しんでいます。今後も購入すると思います。
待ちに待ったティーポットを購入する事が出来ました。
早速お茶を淹れてみました。
とても美味しく淹れる事ができました。
素敵なティーポットで大変気に入りました。
お茶好きの友人へのプレゼントで購入しました。
見た目の美しさはもちろん大きさもちょうどよくとても喜んでもらえました。
1日のなかで素敵なティータイムを過ごしてもらえそうです。
久しぶりに大好物のドライいちじくをいただきました。いちじく本来のほんのり甘い品のいいお味が凝縮されていて、噛めば噛むほど口のなかに甘みが広がります。程よい柔らかさと粒々食感も最高です。今回は「はるもえぎ」と共にいただきました。
昨年、賞味期限前の値引きの時に購入しました。美味しかったので再購入。少しお高いですが非常に美味しく、緑茶と合わせると最高です。ケーキより糖分が少なく、タンパク質が取れるのも良いと思います。
私は毎朝、起床時に緑茶を飲むのが習慣になっています。当初は緑茶が飲めればそれでよかったのですが、見た目や雰囲気も含めてお茶の時間を楽しみたいと考えるようになり、素敵だなと思える茶器を探していました。そんな中、この急須を見つけました。
約180mlのお湯が入る容量があり、1人でコップ1杯分飲むのにちょうどいい大きさです。2杯目、3杯目を2人で分け合ってもいいし、同じデザイナーさんの小さな湯呑みなら60mlを3人分に分けて振る舞えます。
大きすぎず、小さすぎず、程よくミニマムな大きさが私の用途にぴったりでした。また、見た目はシンプルで美しく、手触りも良いです。お気に入りの急須です。
華やかさと爽やかさを兼ね備えた甘みのあるお茶。これだけで満足感があり、気分転換したい時などにチョイスしています。
お茶請けを用意するなら洋菓子にも合わせやすく、紅茶やコーヒーはちょっと重い…という時にも。
特に柑橘系など、香りの良いお菓子と合わせるとお互いが引き立つのでおすすめです
お店で頂いた香駿の冷茶が素晴らしく美味しく、茶葉によってこれほどまでに違うのかと、私の中での新たな扉が開いたお茶でした。
あの香りが忘れられないのですが、茶葉の量か、水なのか、自分で淹れるとなかなかあの美味しさにたどり着けずにいます。
通年販売のお茶ということもあり、ほぼ1年を通して楽しんでいます。
お茶だけでも美味しいですが、甘味とも塩味どんなお茶請けとも相性が良いです。
餡子系などの和菓子の美味しさを引き立て、バター系などの洋菓子にも負けない存在感。
にこまる玄米とも相性が良いのでおすすめです。
人を選ばないバランスの良さがあり、それでいて誰に出しても「美味しい!どこのお茶?」ときかれる確かさから、誰かに緑茶をおすすめしたり、贈る際にはこの茶葉からというひと品です。
コロンぽてっと、触り心地が良くて、丁度良いサイズの塩壺でした。少し黄味かかったベージュのお色にホッコリ癒されます。可愛さ満点のお品ですが、シンプルなデザインの為、どんなキッチンにも馴染んでくれるのではないでしょうか。私は出しっぱなしにして、ずーっと使い続けていきたいです。
こういったサブスクリプションの良い点は、お茶の選択に自分の意思が介在しないところだと思います。自分で茶葉を選ぶと同じような傾向になってしまいがちですが、普段自分では選ばないであろうお茶に自動的に出会えるのは、幅広く経験したい人には最適です。量と価格もちょうど良いです。
毎月届くお茶は、普段慌しく生活している私に、癒しの時間を与えてくれます。様々な香りや味に出会えるこのシステムも気に入っています。もし、聞いていただけるなら、煎茶のみのコースも作っていただけると有り難いです。煎茶の奥深さに気づけたのがこのサイトからだったので、今のコースに合わせて、煎茶のみのコースを作っていただけることをのぞみます。
お茶の風味とペアリングで季節を感じられ、冊子を読みながらほっとひと息つけるのが癒しになっています。TOKYO TEA JOURNALのおかげでこういう時間を自然と作れるようになりました。
昔、ここのお茶を頼んでて、辞めちゃったんですけど、やっぱり、また、ここのお茶が、恋しくなり、頼みたくなるくらい、美味しいんですよね。色々なお茶が、飲めるのが、いいんですよ。
記載されているように液だれはなく、気にせず安心して飲み物を頂けます。また通常の持ち手と比べ角張っているからか滑りずらく持ちやすいです。
濱岡さんの作品はどれも使いやすく、長く愛用できる品々ばかりです。