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乳白色の、やさしい静けさ。畠山雄介さんの器
2025年02月27日

by 煎茶堂東京編集部
1992年に広島県広島市で生まれ、武蔵野美術大学で陶芸を専攻し、在学中から作家として活動してきた陶芸家の畠山雄介さん。いま注目されている若手陶芸家のひとりです。
このたび、煎茶堂東京で畠山さんの作品のお取り扱いが始まります。今回はその中から、「丸カップ」「丸ソーサー」「カフェオレボウル」をご紹介します。
もともとは、インテリアデザイナーを志していた畠山さん。あるとき、在学している大学の卒業制作展でクラフト作品を目にし、作品のインパクトとともに、「すべての工程を自分の手で完結できる」ことに衝撃を受けたことが転機となり、陶芸家の道へ。
土も釉薬もシンプルなものを使うけれど、ありふれた器にならないように。完成した器をじっくりと眺め、もっと良くできることがないか、と日々試行錯誤をしているといいます。
今回、煎茶堂東京に納めていただいた作品も、以前つくっていたものからアップデートしたものだそう。緊張感や、見応え。畠山さんの「いま」を映した器をどうぞお楽しみください。
聖杯ように凛とした「丸カップ」
やわらかな乳白色の、凛とした佇まいの「丸カップ」。高台に向けてスッと細くなるシルエットが、聖杯のようでもあります。
そこに横にのびる、なだらかな丸い持ち手が絶妙な愛らしさを添えています。
艶やかな肌をじっくり眺めていると、細かな模様が入っていることがわかります。
「飛びカンナ」という、ろくろを回しながら工具を使って模様を描く技法です。器の表面をカンナが飛び跳ねるように動くことから、このような呼び名がついたといわれています。
飲み口は薄く、口当たりがなめらか。コーヒー、紅茶、ハーブティー、ときにはカジュアルに緑茶を楽しんでみてもいいでしょう。
やさしい波紋が広がる「丸ソーサー」
繊細ながらも優しさを感じる乳白色の「丸ソーサー」。同シリーズの「丸カップ」を静かに受け止めてくれます。
直径約9.5cmで、ソーサーとしてはもちろん、お茶菓子を乗せるプレートとしてもお使いいただきやすいサイズ感です。
リムには波紋のような模様が施されています。ランダムに広がる浅く細い溝は、光の入り方で陰影が見え隠れします。使う時間、場所によって異なる表情をお楽しみください。
緊張感と心地よさを感じる「カフェオレボウル」
フランスでカフェオレを飲むときに愛用されている「カフェボウル」。畠山さんが手がけると、心地よい緊張感と、日常に寄り添う使い心地のよさが光ります。
アイボリーに近い乳白色は、どんなお茶の色もよく映えます。凛としたシルエットとも相まって、合わせる道具も、陶器、金属、木製と、なんでも受け入れてくれる懐の広い器です。
そんな器だからこそ、お茶だけでなく、スープやヨーグルト、アイスクリームなどを入れてみても。スマートな器だからこそ、自由な発想でお楽しみください。