- 読みもの
- お買いもの
- TTJ
- 東京茶寮
- 私達について
-
作家名一覧
- 煎茶堂東京
- 樫原ヒロ
- 相馬佳織
- フじイまさよ
- 稲村真耶
- 児玉修治
- 小野陽介
- 高木剛
- 森岡希世子
- 石田誠
- ちいさな手仕事
- 光藤佐
- 須原健夫
- 淡海陶芸研究所
- 千田稚子
- 中村譲司
- 多田佳豫
- 北井里佳
- 齋藤有希子
- 酒匂ふみ
- 白鷺木工
- 秀野真希
- 林沙也加
- 作山窯
- 中里花子
- 村田匠也
- 荒賀文成
- 水野悠祐
- 南裕基
- 只木芳明
- 色原昌希
- 小宮崇
- 飯高幸作
- 三輪周太郎
- 横山拓也
- 亀田文
- 亀田大介
- 中村豊実
- 高橋禎彦
- SHISEI
- 松徳ガラス
- 村上雄一
- 黒川登紀子
- YŌKI
- 加藤かずみ
- 瀬戸國勝
- 阿部春弥
- シャンブリートリオ
- 入江佑子
- 三野直子
- 古谷宣幸
- 渡辺キエ
- 後藤睦
- 三浦ナオコ
- 濱岡健太郎
- 山田哲也
- WASHIZUKA GLASS STUDIO
- 李荘窯
- おじろ角物店
- 船串篤司
- はなクラフト
- 光泉窯
- 萩原千春
- 藤村佳澄
- 中原真希
- 堀宏治
- 広末裕子
- 文山窯
- 伊藤萠子
- 竹下努
- 角田清兵衛商店
- Eliu
- 紙上征江
- 天野千香
- 四十沢木材工芸
- 水野悠祐
素朴で美しい、心も温まる茶器。高木剛さんの作品
2024年08月08日
by 煎茶堂東京編集部
移住先の福岡県うきは市にある「李椿(リチェン)窯」で、蹴(け)ろくろ※を使った器づくりを続ける、陶芸家の高木剛(たかぎ・ごう)さん。
月に数日のみオープンする、ご自身の展示室「李椿」での作品展示のほか、京都を中心に数多くの企画展に参加するなど、精力的に活動されています。
今回は、そんな高木剛さんの作品の魅力やおすすめの使い方をお伝えします。
ホッと、安心感。「堅手蓋碗」
韓国の青松(チョンソン)白磁窯※で短期研修を受けたのち、福岡県うきは市で作陶する高木さんの器。
李朝時代の雰囲気をまといつつも、李朝のものよりも更にどこか優しく穏やかな包容力を感じます。それは、土の厚みなのか、形なのか、内側から放つ光を感じるように思います。
1人用のサイズの「堅手蓋碗」は、カジュアルに使える茶器です。個人的には朝時間のお茶に使いたい。気負わずに使えて心が温かくなる蓋碗で一日を始めたいと思わせてくれます。
ころんと可愛い形。「柔らか手茶杯 シオゲ型」
卵を連想させるようなコロンとした形。お茶の香りが杯の中で滞留しつつ、飲み口は唇の形にフィットして外側に反っています。
手で持つと、なんとも愛らしい。キュンとしてしまう形です。約40mlですので、煎茶はもちろん中国茶や日本酒にもぴったりですよ。
「柔らか手高杯茶杯」
ゴブレットや高杯など、脚の長いカップが好きです。お茶の設に置くだけでリズムが生まれますし、一気に締まることが多いのでよく手に取ることが多い気がします。
高木さんの「柔らか手高杯茶杯」は高台がぐんっと伸びた形。非常にシンプルですが、意外と珍しい意匠なのではないでしょうか。
お茶の時間、和紅茶を淹れてみました。お茶の水色がよく見えます。ニュートラルな白釉は煎茶の緑も、発酵されたお茶の褐色も鮮やかにワントーン明るくうつしてくれます。それだけで、おもてなしにもなりますね。
「白磁片口」
高木さんの他の茶杯とも好相性な「白磁片口」。どっぷりとしたシルエットで容量もばっちりなので、おおらかな気持ちで使うことができます。
たっぷり使ってお茶の色を染み込ませたら、いい景色になりそうです。もちろん、茶渋が気になるという方はぜひお手入れを。でもその茶渋がいい味になる片口だと思うのです。水切れの良さもいうことなし。
いい夜の晩酌。日本酒も似合う、懐の深い片口です。
高木剛さんの作品
フードスタイリスト・鈴木愛
こちらのページでご紹介した商品