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作り手のことば「スピード感の中に生まれるフォルムを大切に」陶芸家・齋藤有希子さん
2024年02月23日
by 煎茶堂東京編集部
茶器を中心に作陶し、シンガポールやフランスなどの海外へ向けてオーダー制作を行うなど、活躍の幅を広げている齋藤有希子(さいとう・ゆきこ)さん。
今回は、煎茶堂東京でのお取り扱いに伴い、齋藤さんにお話を伺いしました。
齋藤さん、今日はよろしくお願いします。早速ですが、器を作ることになったきっかけを教えてください。
建築インテリアデザイン学校を卒業後、イタリアに留学していた頃に、サンジミニャーノのギャラリーでたまたま開催されてたイタリア作家の陶芸の展示を見て自分もやってみたくなり、現地の陶芸コースに参加したのがきっかけです。
作品を作る工程の中で、好きな工程と理由を教えてください。
私は脚で蹴って回す蹴りろくろを使って制作しますが、蹴りろくろで無心にうつわを作る時間が一番好きです。
雰囲気の異なるさまざまな茶道具を作られていますが、それぞれの個性を出すためにこだわった点を教えてください。
茶器の場合はどのようなお茶を淹れるかで釉調やフォルムなどを変えています。紋様はその茶器の雰囲気を見て、合うものには施したりしています。
ご自身でも中国茶のサロンを主宰されていますが、齋藤さんにとってお茶を淹れるひとときはどんな時間なのでしょうか。
精神的に落ち着き、感情がニュートラルになる時間です。またお客様にお茶を淹れるときは、自身の茶器を用いてどんな反応があるかを勉強させていただく場所でもあります。
ご自身でお茶を淹れてるからこそ気づくことのできた器へのニーズはありますか?
たくさんあって、日々勉強になります。蓋碗の淹れやすさや、熱の伝わり方、お茶の味がどのように変化するか、茶葉の回転の仕方や開き方など…。
茶杯に関しては、お客様が実際にお使いになり、お茶を味わったときの味や香りの広がり方などの感想をいただけることが、次の作品制作にとても参考になります。
作品を作るときのインプットはありますか?
私の場合ですが、作品は自然の流れでスピード感の中に生まれるフォルムを大切にしているので無心で制作していることが多いです。体が自然に動いていく感じです。
もちろん注ぎ口や蓋ものなどは、きちっと合うように緊張感を持って1回で作り決めることなどは意識しています。
器を作る上で一番大事なことは何だと思いますか?
使ったときに、心地よく楽しく使えることだと思います。
今後挑戦してみたいことはありますか?
最近あまり大きな作品を作っていなかったので、大物もたまには作りたいですね。