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中国茶器から広がる世界。齋藤有希子さんの茶器

2024年02月22日

by 煎茶堂東京編集部

イタリアで陶芸に出会い、現在は東京都三鷹市に構えたアトリエ「枝月窯(しげつがま)」にて作陶している齋藤有希子(さいとう ゆきこ)さん。日本だけでなく、アメリカやイタリア、スペインなどさまざまな地で作陶し、グローバルな活躍をされています。

今回は、そんな齋藤さんの作品の中から、バラエティ豊かな中国茶器の魅力をご紹介します。

中国茶が好きになる。「ミニ蓋碗」

中国の国家資格を取得し、茶藝師としても知られる齋藤さん。自作の茶器を使って中国茶会を開催したり、酒器と器で食事を楽しむ会を開いたりすることも。だからこそ自身が作る器は、使いやすさや、お茶や料理との調和を大切にしているようです。

蓋と受け皿付きの「ミニ蓋碗」は、中国茶ビギナーにもおすすめしたい一つ。細かい作法は分からずとも、これでお茶をいただくだけで、いつものお茶が違うものに感じるかも。

黒い色がシックな「錆釉」と、どんなシーンでも合わせやすい「白釉」の2色展開です。

シリーズで揃えるワクワク感。「牡丹唐草茶器シリーズ」

丁寧にほどこされた、手彫りの牡丹唐草模様が美しい、齋藤さんの牡丹唐草茶器シリーズ。

「牡丹唐草蓋碗」は、蓋と受け皿付きのベーシックな茶器。同じ牡丹唐草模様のアイテムを合わせても、ガラスや他の陶器と合わせても似合う、自由度の高さが魅力です。

茶葉を入れるときや、お湯を注ぐときに蓋を置く道具「牡丹唐草蓋置」は、蓋碗でお茶をいれるときに便利。茶托としても使えるので、茶杯とセットで組み合わせても。

底に牡丹唐草が描かれた小さな「牡丹唐草茶杯」。つやのある白釉は、お茶の色がしっかり確認できるので、中国茶に限らずどんなお茶も楽しめます。

「牡丹唐草平茶杯」は、「牡丹唐草茶杯」よりも浅いシルエット。すっきりとした飲み口で、ゆっくりとお酒をたしなんでもよさそうです。

いれたお茶を一旦移すために使う中国茶の道具「牡丹唐草白釉茶海」も、あるとお茶の楽しみ方が広がります。ピッチャーとして使ったり、料理のシーンで合わせたりと、自由な発想でお楽しみください。

潔いシンプルさ。「小煎茶碗」

「小煎茶碗」はシンプルで、いつまでも飽きのこないデザイン。お茶の色がきれいに見える「白釉」と、落ち着いた雰囲気の「錆釉」は、シーンに合わせて使い分けて。

控えめなのに、存在感のあるシルエットは、いざ探すとなると、あるようでなかなかないもの。合わせる急須やお茶道具を選ばないので、登場回数も多くなりそうです。

ふだんのお茶時間に変化を。「白釉宝碗」と「白釉鎬茶杯」

大きな片口の器に蓋を合わせた「白釉宝碗」は、急須のように使えます。幅広で浅めの設計は、茶葉が開きやすいという特徴があり、玉露など茶葉が大きいものに適しています。取っ手なしのデザインが、いつものお茶時間にグッと変化を与えてくれるはず。

「白釉鎬茶杯」は、削った模様がアクセントになった小さな茶杯。やわらかさの中に、スマートさもあり、ちょっとしたギフトに使うのもおすすめです。

販売開始:2024年02月28日(水)8時

フードスタイリスト・鈴木愛

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