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絵付けも、粉引も。田中大輝さんの表情の異なる器

2024年02月01日

by 煎茶堂東京編集部

京都の山奥で、2015年に創業したタナカ製陶。代表の田中大輝(たなか だいき)さんは、「用の美」という言葉に寄り添い、使いやすさのなかに美しさが宿る器を作り続けています。

今回は、そんな田中さんの作品の中から「ティーカップ 花柄」と「ソーサー 花柄」、「ティーカップ 粉引」と「ソーサー粉引」の魅力をご紹介します。

絵付け師との共同制作。「ティーカップ 花柄」と「ソーサー 花柄」

タナカ製陶といえば、手描きの風合いが愛らしい絵付けの器も人気のアイテム。絵付けを担当するのは、京焼の窯元で絵付け師として活動する「考える筆」の田辺桂(たなべ かつら)さん。陶芸家と絵付け師のコラボレーションで、アート性の高い器を生み出しています。

「ティーカップ 花柄」と「ソーサー 花柄」は、色とりどりの花模様が描かれたカップ&ソーサー。小さなブーケが散りばめられたようなデザインはどこかレトロな雰囲気で、懐かしさと新鮮さが共存しています。お茶を飲む瞬間の気分をグッと上げてくれるような、存在感抜群の華やかなカップ&ソーサーです。

ぬくもりのある色合い。「ティーカップ 粉引」と「ソーサー 粉引」

カラフルな絵付けの器とは対照的に、こちらは渋めのティーカップ&ソーサー。粉引という技法で作られていて、落ち着いた温かみのある印象です。

洗練されたスマートなシルエットが、土ものの器なのにほっこりとしすぎない凛とした雰囲気。鉄分によって浮かび上がるぽつぽつとある黒い斑点や、釉薬の表面にできたヒビ(貫入)など、手仕事だからこそ味わえる表情もぞんぶんにお楽しみいただけます。

お揃いのカップとソーサーをセットで使うのもおすすめですが、別々でも違和感なく使えるのも、まさに田中さんが目指す「用の美」です。

カップは単体ならば、小さなマグカップのように。ソーサーは銘々皿のように使うことができます。直径約13cmで4寸皿のサイズなので、料理の取り皿や、お菓子をのせる器として使い勝手は文句なし。使う人によってさまざまな表情を見せてくれる器です。

販売開始:2024年02月07日(水)8時

フードスタイリスト・鈴木愛

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