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何をのせても料理が映える。安齋新さん・厚子さんの白磁の器
2023年10月05日
by 煎茶堂東京編集部
京都府京都市京北にて、夫婦で作陶している安齋新(あんざい あらた)さん・厚子(あつこ)さん。作品は「料理が映える器」と表現されることが多く、料理研究家やスタイリストなど、その道のプロにも長年のファンが多いことでも知られています。
今回は、そんな安齋新さん・厚子さんの作品の中から「白磁菊花皿」と「白磁ねじり杯」の魅力やおすすめの使い方をご提案します。
華やかで品のある佇まい。「白磁菊花皿」
安齋新さん・厚子さんの器といえば、骨董のような深い風合いがありながら、常に洗練された新しさも感じる作風が特徴的。手に持ってみると薄く、軽やかで、日々の暮らしで扱いやすいのも人気の理由かもしれません。
「白磁菊花皿」は白磁の器ですが、真っ白ではなく、ごくわずかにグレー味がかった白が特別しゃれた雰囲気に。さまざまな自然灰で釉薬を作るという安齋さんだからこそ、この独特なニュアンスカラーが生まれるのでしょう。
お皿は縁のシルエットだけで菊の花を描き、和の菊花皿をモダンに仕上げています。
グリーンサラダを盛り付けても、切ったフルーツをのせるだけでも、食べ物がたちまち素敵に見えるのは、やはり安齋さんの作品が持つ力ゆえ。底はゆるやかなカーブで深さもあるので、ソースが絡んだパスタや、汁気のあるおでんなどを盛り付けることもできます。
愛でたくなる、小さな杯。「白磁ねじり杯」
「白磁菊花皿」と同じ質感で作られている「白磁ねじり杯」は、お茶にもお酒にも合わせたい器。飲み口にかけて施されたねじりの畝が美しく、眺めているだけでも豊かな気持ちになります。
大きさはかなり小ぶりで、ひと口ふた口で飲み干せるぐらいのお猪口サイズ。片手で包みこめるちょこんとした大きさが、いっそう器の愛らしさを際立たせます。
凛とした佇まいでありながら、手仕事のやわらかさも感じられる安齋新さん・厚子さんのお皿や茶器。シンプルなのに奥行きがあって個性的で、テーブルの上で醸し出す存在感は抜群です。個展などでもたちまち売れてしまう人気の器ですので、お早めにぜひどうぞ。