
モチーフはフランス菓子。藤村佳澄さんの愛らしい器
2023年09月14日

by 煎茶堂東京編集部
岐阜県多治見市で作陶している藤村佳澄(ふじむら・かすみ)さん。
日本の丁寧なものづくりの姿勢を重んじながらも、洋のエッセンスを加えた作品で知られる藤村さんの器。フランス菓子のカヌレやお花をモチーフにしたという愛らしい茶器は、テーブルの上に華やかさを添えてくれます。
今回は、そんな藤村さんの作品から「カヌレ茶杯」「ソーサー」「ティーポット」をご紹介します。
お菓子のシルエット。「カヌレ茶杯」と「ソーサー」
フランスの伝統菓子・カヌレに見立てた「カヌレシリーズ」は藤村さんの代表作のひとつ。この「カヌレ茶杯」は、ひっくり返すとまるでカヌレのようなシルエット。サイズ感も本物のカヌレと同じぐらい小ぶりで、底のディティールまで忠実に再現されています。
容量はふた口程度。一般的な茶杯よりも小さく、中国茶を飲むのにぴったりなサイズです。これは藤村さんが中国茶教室に通うなかで、制作意欲がわいてつくり出したからだそう。このちょこんとしたサイズ感が、より一層この器の可愛らしさを引き立てています。
お茶を飲むのはもちろん、食事のときにタレや薬味を入れる小さなカップのように使ってもよさそうな「カヌレ茶杯」。上から見るとお花のようなデザインで、ひとつ置くだけで平凡な食卓がぐっと華やかに。小さな花器のように使ってみてもよさそうです。
「カヌレ茶杯」と揃えたいソーサーもあります。こちらはソーサー以外に、小皿としても使える一枚。洋菓子や和菓子をのせても可愛らしいビジュアルになるでしょう。茶杯と同じくしっとりとした風合いのマットな釉薬が、上品な印象です。
ぽってり可愛いガーリーな「ティーポット」
一般的な急須よりも小ぶりにできている「ティーポット」は、「カヌレ茶杯」と質感を合わせてそろえたい一品。こちらも中国茶を飲むのに適した大きさですが、一人で紅茶や緑茶を楽しむのにもおすすめなサイズ。いつものティータイムがより豊かな時間になりそうです。
茶杯、ソーサー、ティーポットを一緒に並べると、おとぎ話に出てきそうなロマンティックなコーディネートに。非日常な気分を味わうのにもぴったりのティーセットです。
販売開始:2023年09月20日(水)8時
フードスタイリスト・鈴木愛
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