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かんたん風呂敷の包み方
奈良時代から始まったといわれている「つつみもの」の歴史。風呂敷は、その単純さと柔軟な変容性が、常に時代にフィットしてきました。「風呂敷」という名前がついた室町時代は、名前の通り“お風呂の時に敷く布”として使われていたんです。(お風呂とは社交儀礼の場であり、一種の遊楽をともなった宴を催すことを「風呂」といい、入浴にはいろいろな趣向がこらされ、浴後には茶の湯や酒宴が催されていた。)現在では風呂敷は贈答品として多用され、または普段づかいとして“袋”の役割を担う姿になって私たちのくらしの中に存在しています。
風呂敷の一般的な包み方の流れ
- 品物を風呂敷の真ん中に置く
- 手前側のかどを持ち、品物にかける
- 奥側のかどを持ち、手前にかける
- 左右のかどを結ぶ
煎茶堂東京の風呂敷で包むときの包みかた
1.煎茶堂東京のシンボルマークが奥側になるように風呂敷を広げ、包みたい品物を置きます。
最後の仕上がりを格段によくするために、一度奥のかどを手前にもってきます。このとき、持ってきた角がちょうど品物の手前の底につくくらいの位置に品物を置くと、仕上がりが美しくなります。
2.品物を置く場所が決まったら、手前のかどを持ち、品物をくるみます。
3.左右のかどを持ち、結びます。
4.もう一度結び、固結びに。さきほど結んだ方向と逆に結ぶと、結び目が縦にならずに美しくなります。
5.両端を引っ張り、見た目を整えます。結び目の固さと、結んで出来上がった「耳」の角度を調整したら完成。結び目はキツくしすぎず、すこし緩めてやるとGOOD。
ポイントとしては、
- 包むものを置く場所を決めるとき、奥のかどの位置をしっかり決める。
- 1回目に結んだ方向と逆の方向で2回目を結ぶ。
- 結んだ後、結び目と耳を整える。
の3点。以上のことを意識すると、綺麗に仕上がります。
自分で包むことで、グッと増す特別感
簡単なのに、あまり利用している人が少ない風呂敷。自分で選んだギフトを、自分で包んで仕上げることで思い入れも増しますよね。その気持ちは、もらった相手にも伝わり、また丁寧に風呂敷で包まれたギフトを見て喜んでくれるのではないでしょうか。
煎茶堂東京店舗では、ティーコンシェルジュによる風呂敷のラッピングサービスを行なっているので、贈り物をお探しのときに立ち寄ってみては。