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ピクニックより身軽に。“小さな野点”をしたある休日のこと

2019年10月02日

by 煎茶堂東京編集部

こんにちは。東京茶寮・店長の井原です。このコラムでは、お茶と日々向き合うスタッフの日常をみなさまにお伝えしていければと思っています。



ところで、みなさんは「野点(のだて)」を知っていますか?野点とは、屋外で行う茶会のこと。今でいうピクニックが近いかも。

今回は私がひそかに楽しんでいる、休日の公園の野点についてお話をさせてください。

いつもの持ち物+お茶セットの身軽さで

スタートは休日の昼下がり。早起きしなくたっていいんです。行き先も気ままに、その時々で決めています。先日は図書館に寄ってから、近くの公園へ行ってきました。

野点に持っていくのは、透明急須、その日の気分で選ぶ、ちょうど1回分のお茶が淹れられるお試しパックの茶葉、お湯の入った水筒と、お茶を飲むための器。

器は、アウトドアで使うような割れない丈夫な素材のものだったり、折りたためるものがかさばらないのでおすすめです。

小腹が空いた時のためのおにぎりを用意することもあります。

公園に着いたら気ままに一服

公園では自分が好きなことをして過ごします。

この日は、図書館で借りたお茶の本を読んでお勉強。敷物があるとより快適で、私はヨガマットを持っていきます。寝転ぶにもぴったりのサイズですよ。

気分転換したいな、小腹がすいたな。そんな自分のタイミングで、お茶を淹れてほっと一息。



この時間は、自分へのご褒美なんです。

三煎目のあと茶葉はおひたしにして

たっぷり三煎目までお茶を味わったら、残った茶葉に鰹節を混ぜておひたしにしてパクリ。外の開放感もあって、いつも以上にお茶を自由に楽しんでいます。

暑さが和らぐ今こそ“野点”にぴったりの時期です。



秋には紅葉、春には桜を見ながらでもいいですよね。



お金のかからない、自分のための小さなお出かけを、ぜひお試しください。