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作り手のことば「自分を丁寧に、少し贅沢に扱ってあげるために、コースターを使ってほしい」刺し子職人・ちいさな手仕事 吉澤佳代子さんインタビュー

2024年07月19日

by 煎茶堂東京編集部

布地に刺繍(ししゅう)を施して、さまざまな図柄を表現する伝統的な手芸の一つである「刺し子」。そんな刺し子で、かわいらしくて思わず手に取りたくなるコースターなどを制作しているのが、「ちいさな手仕事」として活動される吉澤佳代子さんです。

今回、煎茶堂東京で吉澤さんの作品をお取り扱いするにあたり、吉澤さんのお人柄、作品や刺し子に対する想いなどを伺いました。

吉澤さん、今回はよろしくお願いします。まずは、簡単なプロフィールを教えていただけますか。

よろしくお願いします。私は、刺し子の作品を長野県の自宅で制作しています。主にインスタグラムを使って活動していて、作品は各地のお店やネットショップで販売中です。

刺し子の作品を作ることになったきっかけを教えてください。

子育ての合間にできる作業として始めたのがきっかけです。針と糸さえあれば、手の空いた時間に少しずつ進めることができるので。刺し子をしていると心が落ち着きます。

刺し子というと日本の伝統的な手芸ですが、吉澤さんの考える、刺し子ならではの魅力、刺し子だからこそ表現できることとは何でしょうか?

糸と生地の色を変えるだけで、同じ模様でも雰囲気がまったく別物になることです。連続して紡がれた伝統的な模様はとっても素敵だと思います。制作時は縦・横・ななめと連続して刺していくのですが、今まで単なる「線」だった模様が、だんだんと何かの形になっていくのがとても楽しいです。

「ちいさな手仕事」という名前が素敵ですよね。この名前に込めた思いをぜひ教えていただけますか。

刺し子では、自分の一つの作業、一針一針が最終的に一つの模様を作り上げます。そうしたちいさな毎日の積み重ねが、素敵な作品になっていったらいいなという思いから、この名前をつけました。

作品を作るにあたって、何かインプットはありますか。

庭の花を見たり、季節を感じながら散歩をしたりしています。あとは、本やスマートフォンを見たときに素敵な色の組み合わせがあると、メモに残すこともあります。

刺し子の作品づくりで一番大事なことは何だと思いますか?

自分が楽しんで作れているかどうか、ということを何より大切にしています。

お茶を飲むにあたって、刺し子のコースターはどのような存在であってほしいと思いますか?使ってくださる方に届けたい思いがあれば、併せて教えていただきたいです。

お茶を飲むとき、コースターの存在が少しでもホッコリできる癒しになればいいな、と思います。

飲み物を飲むにあたって、コースターはなくてもいい物かもしれません。ただ、一息つくひとときに、自分を丁寧に、少し贅沢に扱ってあげるために、使っていただけたらと思います。

最後に、今後挑戦したいことがあればぜひ教えてください。

いつも家にこもって作業しているので、たまにはイベントに参加したり、ワークショップを開催したりしてみたいです。人と一緒に話したり作ったりする機会が作れたらといいな、と思っています。

ちいさな手仕事 吉澤佳代子さん
Instagram:@teshigoto_742

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