
スモーキーな色からビビットカラーまで。色を操る、黒川登紀子さんのガラス作品
2022年07月29日

by 井原優花
煎茶堂東京ディレクター北海道生まれ。夜な夜なキッチンにあかりを灯す。愛読書は「「限りなく少なく」豊かに生きる」と「ときをためる暮らし」。土いじりが好きです。
香川県高松市のガラス工房で製作している黒川登紀子(くろかわ・ときこ)さん。
お茶の定期便「TOKYO TEA JORUNAL」VOL.29のガラス特集で登場した黒川さんの作品を、念願叶ってお取り扱いすることができました。
今回は、そんな黒川登紀子さんの作品「グラス」「サーバー」「プレート」の魅力やおすすめの使い方をお伝えします。
販売開始:2022年8月3日(水)11時
黒川登紀子について
お茶の色が映える「グラス」
ハッとするほど純白のグラス。こんなにも美しいグラスはなかなか出会えません。よく見るとグラスの内側が真っ白く、外側にガラスの層があります。これは、飲み物の水色を鮮やかに映し出すということ。
例えば、ザクロの果汁を煮詰めて作る真っ赤なグレナデンシロップを炭酸で割れば、鮮やかなピンク色が広がります。グラスをキャンパスに見立てて何を飲むか考える時間が至福です。
グラスの底のポンテとサインも愛おしい。
黒のフチがアイコニック。「サーバー」
優しい色からビビットカラーまで様々な色を操る黒川さん。こちらのサーバーは透明。口の部分の黒い曲線がキリッと光ります。ぽってりとしたフォルムにアクセントカラーの黒。心地の良い緊張感とおだやかなやわらかさを感じます。
お茶はもちろん、水を入れてもいいし、カラフルなフルーツジュースもいいですね。しっかりとした厚みのガラスなので、ぜひ毎日使って欲しい。
ピジョングレーの「プレート」
「ピジョングレー」のガラスを使用したブルーベースのプレート。は光りに透かすと印象がガラッと変わります。陽の光で見てみると名前の通りグレーの要素も。
サラダを盛り付けたり、紫キャベツのマリネや人参ラペを使ったオープンサンドをのせてカラフルな食卓にぴったり。シンプルなチーズケーキや透明なゼリーを載せても綺麗。ぜひいろんな色の料理やスイーツを盛り付けてみてくださいね。