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〈 あの人の朝ごはん 〉033 おばのお決まり − スタイリスト・竹内万貴

2024年04月26日

by 煎茶堂東京編集部

朝ごはん。一日をスタートする日常的だけれどちょっと神秘的な時間。素敵に過ごせたらその日は絶対いい一日になるはず。

でも毎日立派な朝食の時間を取れないのが現実。ささっと1分で出来ちゃう簡単メシでも、時には贅沢に外に食べに行っても、昨日の夕ご飯の残りだって、立派な朝ごはん。

そういえば、素敵なあの人はどんな朝ごはんを食べているのだろう…?

今回は、スタイリスト・竹内万貴さんに聞いてみました。

おばのお決まり

90歳になるおばの家に泊まった。月に一度は泊めてもらっていた学生時代から、およそ20年ぶりだった。翌朝は台所のおとで目が覚めて、「おはよう」と台所をのぞく。おばが、サラダに添えるピーマンを輪切りにしている。「朝はお決まりよ」なんて言いながら、ゆっくりと、でも迷いのない手で支度をし、二人で食卓についた時、私は驚いた。おばの朝食はあの頃のままだったのだ。サラダ、ハム、半熟たまご、トースト、フルーツ、ヨーグルト。内容も同じなら、揃いの白い洋食器も変わっていない。変わったといえば、フォークが箸になったこと。おじがいなくなり、酢大豆を食べなくなったこと。おばにはこれからも毎日この朝食を作って食べてほしい。なかなか会えないけれど、いつもそう思っている。

竹内万貴(たけうち・まき)

「東京・世田谷のギャラリ-「而今禾(じこんか)」で器の仕入れから販売、企画を担当。現在はスタイリストとして独立し、雑誌や料理本を中心に、器を選ぶところから料理の盛り付けなど、テーブルスタイリングを専門に活動している。Instagram:@makitakeuchi_

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