050 渋 「 SHIGERU NO.2 茂2号 」
舌触りに重量感を感じるずっしりとした味わい。
深い森の中で重厚な滋味と余韻を楽しむようなお茶。
甘味:★ 苦味:★★★ 旨味:★★
『050 茂2号』の味わいと香りは?
目をつぶって鼻から息を吐くと長い余韻に酔いしれてしまう…そんなお茶。重厚感のある深い滋味を楽しむことができます。
生産地と同じ南九州市頴娃町の下窪茂さんが選抜した品種です。だから『050 茂2号』。ちなみに7号まであるようです。
煎茶堂東京のお茶の中では、苦味と旨味に位置づけられるお茶なので、味の厚みがある日本茶がお好きな方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ
温かいお湯で一煎、二煎と煎を重ねるのがおすすめです。今回は75℃と同じ抽出温度ですが、抽出時間を変えることで同じ茶葉でも味わいの違いを楽しむことが出来ます。
初摘み海苔でつくる手巻き寿司と深蒸し茶レシピ。和食に合わせるペアリングを味わう
手巻き寿司とお茶は、和食におけるとてもスタンダードなペアリングのひとつ。基本中の基本といえるペアリングを、今回は海苔とお茶の生産地で合わせてみました。
何と合わせる?
比較的香りが落ち着ている『050 茂2号』は和食との相性が抜群です。
一煎目はお食事中に、二煎目は食後のお口直しに。
海苔との相性も抜群なので、手巻き寿司をあわせると見事なハーモニーのペアリングが完成。
こんなシーンにおすすめ
長い余韻と滋味深さが、玄人好み。普段から日本茶を飲みなれている方、お茶の淹れ方にこだわっている方からの満足度が高い、このお茶。食事の時間も充実するので、プレゼントにも最適です。
茶葉の様子
艶のある濃緑が美しく光る深蒸しです。開封と共に海苔のような滋味深い香りが広がります。
一煎目の器の底に点々とある濃い緑色は深蒸し茶の特徴である茶葉の「微粉」です。急須から注ぐと最後の方に出てきて、口当たりがまろやかなテクスチャーになります。一煎目と二煎目の水色ががらりと変わるのも深蒸し茶ならではです。(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について
鹿児島県の頴娃(えい)町は、観光で有名な指宿の近く、薩摩半島の一番南に位置しています。茶畑は、「薩摩富士」と言われる開聞岳が一望できる標高222mにあり、寒暖差のあるお茶づくりに適した場所です。
世代交代が進み、地域で切磋琢磨する活気のある頴娃で「芽重型」のお茶を作る先駆者の下窪勲製茶3代目、健一郎さんが『050 茂2号』の作り手。「男らしい」お茶づくりをすべく、ハサミの入れ方から土づくりまで日々研究をされています。
味わい |
甘味:★ 苦味:★★★ 旨味:★★
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合組 |
「茂2号」シングルオリジン |
産地 |
鹿児島県「頴娃」 |
農園 |
下窪勲製茶(下窪 健一郎) |
標高 |
222m |
蒸し |
深蒸し |
火入れ |
87℃ 10min |
備考 |
開封後は直射日光や湿度を避け、1か月を目安にお召し上がりください。 |