049 旨 「 ASAHI あさひ 」
京都和束で注目の若手が手がける淡く繊細な玉露。街を見下ろす鋭角な丘陵の情景が目に浮かぶ爽やかさ。
甘味:★★ 苦味:★★ 旨味:★★★
『049 あさひ』味わいと香りは?
『049 あさひ』は玉露です。玉露は、収穫前に2-3週間ほど被覆(覆いをして、茶葉に太陽を当てないこと)をして作ったお茶。渋味や苦みが少なく、アミノ酸由来の凝縮した旨味を楽しめるお茶です。
玉露の中でも爽やかで女性的な香り。煎茶堂東京のお茶の中では、旨味の方に位置づけられるお茶なので、玉露がお好きな方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ
茶葉までまるごと味わいつくすのがおすすめです。低温でじっくり抽出することで玉露の特徴である、とろりとした旨味を引き出します。一煎目は凝縮した旨味の一杯を。二煎目は水色の美しさを。三煎目は沸騰したお湯で成分を出しきります。
そして、被覆した玉露の茶葉は煎茶に比べて柔らかく、食べられることも特徴。茶葉をお茶請けに、玉露を飲む贅沢な時間をお楽しみください。
茶殻をお茶請けに。玉露を茶葉まで堪能する、おいしい時間
今回は塩気のあるお茶請けの中でも特に珍しい、玉露の茶殻をお茶請けにしていただく、という愉しみ方をご紹介します
何と合わせる?
『049 あさひ』は、上品で旨味の角がなく、淡い味わいのお料理合わせるのもオススメ。旬の鱈を湯豆腐にしてポン酢にくぐらせれば、日本人で良かった!なペアリングに。玉露の旨味も、日本料理に使われる鰹節や昆布の旨味もアミノ酸由来なので、お出汁のきいたお料理との相性が抜群です。
こんなシーンにおすすめ
「この慌ただしくて忙しい世の中で、お茶でちょっと一服心を休めてもらえたらな。」
”一服”。この言葉が似合う『049 あさひ』には作り手のこんな想いが込められています。普段急須でお茶を淹れない方は、淹れ方やお作法など、ハードルが高いと感じることがあるかもしれません。
でも実は本来、お茶は自由なもの。肩の力を抜いて、心を休める。心と時間の解放のお供にお茶のある生活をプレゼントするのもおすすめです。
割れない「透明急須」
「究極にシンプルにお茶を淹れられる」ことをコンセプトに、現代のライフスタイルに合わせてデザインされた急須です
茶葉の様子
被覆由来の濃緑がつやつやと光る、針のようにピンと伸びた浅蒸しです。『049 あさひ』は葉が柔らかいので、優しく蒸して揉んでいます。
水色について
水色は透明な黄味がかった緑色で、にごりが少ないのが特徴です。透明感のある水色がとても美しく、にごりのある深蒸しとは違った魅力があります。二煎目の鮮やか色彩が舌だけでなく、目も潤してくれます。
(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について
京都府の和束は山合いの茶園で四駆じゃないと登れない勾配のところにあります。だからこそ、この地域のお茶は香りがいい。「新芽が出てきた頃に風がふわっと吹くと、新鮮なお茶の匂いが自然とたつんです」と生産者の畑さん。
碾茶(抹茶の原料)として生産されることの多い「あさひ」という品種ですが、玉露にするととても女性らしくて上品。煎茶堂東京では12-1月限定の販売なので、是非お試しください。
味わい |
甘味:★★ 苦味:★ ★ 旨味:★★ ★
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合組 |
「あさひ」シングルオリジン |
産地 |
京都府「和束」
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農園 |
畑 広大
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標高 |
225m
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蒸し |
浅蒸し |
火入れ |
70℃ 15min
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備考 |
開封後は直射日光や湿度を避け、1か月を目安にお召し上がりください。 |