022 香 「KANAYAMIDORI かなやみどり」
京都南部の山の頂から雲海を見下ろす秘境童仙房。高めの湯温で淹れ、立ち昇る格別の香気を味わうべし。
甘味:★ 苦味:★★★ 旨味:★
『022 かなやみどり』味わいと香りは?
『022 かなやみどり』は香り高いお茶です。しっかりとした苦味とコクがあり、ミルキーな香りは一口飲むと心をほどきます。
煎茶堂東京のお茶の中では、苦味の方に位置づけられるお茶なので、苦味のあるお茶がお好きな方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ
80℃120mlのお湯を60秒。さっと抽出するのがおすすめです。そうすることで、『022 かなやみどり』のミルキーな香りが引き出されます。急須の蓋を開けて、茶葉から立ち上る香気を楽しむのが醍醐味。
何と合わせる?
ミルキーな香りにはミルキーなものを。バニラアイスやココナッツミルクとの相性が◎硬めのアイスをあえて少し時間を置いて柔らかくし、舌の上で溶け広がるのを楽しむのがおすすめ。
アイスで冷えた体にアツアツの『022 かなやみどり』をごくりと。格別な時間を楽しめること間違いなし。
こんなシーンにおすすめ
山の頂を盆地のように切り開いた神秘的な場所で作られる『022 かなやみどり』。1人時間のおともにおすすめです。テレビや音楽を消して静かに物思いにふける。寄り添う香りが一層心を緩めてほどいてくれます。なんだか疲れが取れない方は『022 かなやみどり』に癒されてみては。
茶葉の様子
濃緑が美しく光ります。針のようにピンと伸びた浅蒸しです。お湯をさした時に茶葉の形に戻るような製造で、飲んだ後の茶葉の美しさも別格です。ここまで美しい茶葉を製造することができる農家はごく稀で、完成度が非常に高いです。
水色について
水色は透明な黄金色で、にごりが少ないのが特徴です。透明感のある水色がとても美しく、にごりのある深蒸しとは違った魅力があります。印象的なのはコク。茶葉を繊細にかつ、しっかりと揉みこむことによってコクやまろみのある味わいが表現されています。(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について
京都府で唯一の村である南山城村の北部、山の頂上に童仙房という集落があります。童仙房には、水道はひかれておらず、水源は井戸水を使用しています。山頂だというのに、ところどころから湧き水が滲み出る美しく秘境の情感があります。
生産者の柚木さんの「復元力が大事。」という言葉がとても印象的でした。急須に茶葉を入れてお湯をさした時、元の葉っぱの形に戻るように、茶葉がボロボロに砕けない製法にこだわって作っています。是非飲み終わった後の茶葉も見ていただきたい。
味わい |
甘味:★ 苦味:★★★ 旨味:★ |
合組 |
「かなやみどり」シングルオリジン |
産地 |
京都「童仙房」
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農園 |
柚木 喜彦
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標高 |
470m |
蒸し |
浅蒸し |
火入れ |
65℃ 15min
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