018 嫋 「UJIHIKARI うじひかり」
個性派の玉露としてしっとりと繊細な香りが特徴。低めの温度から煎を重ねて香りを楽しむのが宇治スタイル。
甘味:★★ 苦味:★ 旨味:★★★
『018 うじひかり』味わいと香りは?

『018 うじひかり』はその名の通り宇治で出来た品種。低めの温度から煎を重ねて、凝縮された旨味と香りをじっくり楽しむのが宇治スタイル。
玉露の中でも個性派で、しっとりとした繊細な香りが特徴。煎茶堂東京のお茶の中では、旨味の方に位置づけられるお茶なので、玉露や旨味がお好きな方に飲んでいただきたいお茶です。
おすすめのレシピ

・一煎目 4gの茶葉に60℃のお湯を120ml、2分で抽出します。
・二煎目 65℃のお湯120mlで20秒。
・三煎目 70℃のお湯120mlで15秒で抽出していきます。
玉露は、低い温度でじっくり抽出。繊細な香りと凝縮した旨味を引き出します。低い温度から徐々に温度を上げていくことで煎を重ねて楽しめます。
茶殻をお茶請けに。玉露を茶葉まで堪能する、おいしい時間
今回は塩気のあるお茶請けの中でも特に珍しい、玉露の茶殻をお茶請けにしていただく、という愉しみ方をご紹介します
何と合わせる?

玉露である『018 うじひかり』は、豊富な旨味が楽しめるお茶です。旨味を引き立てるキーワードは「塩味」。塩をふった揚げたての天ぷらは最高のペアリングになります。
『018 うじひかり』の特徴的な香りを消さないため、素材の滋味で味わうレンコンの天ぷらとはこれ以上ない組み合わせです。
こんなシーンにおすすめ
玉露は日光を遮ることでうまみ成分が多く残るように栽培しますが、日光の量が減ることで葉緑体が増え、青々とした色味が茶葉や水色にも表れます。この透き通った青みの美しさは白い磁器や透明のグラスで美しく映えます。玉露が好きな方やテーブルコーディネートをして楽しむ方におすすめです。
茶葉の様子
浅蒸しの茶葉で力強く撚られています。日光を遮ることで作る玉露は葉緑素が増え、黒っぽく深い緑色になります。
水色について
浅蒸しで撚られた茶葉からはトロミのない透き通った水色が引き出されます。青みがかった透き通る水色は玉露の特徴で、にごりのある深蒸しとは違った魅力があります。(写真左が一煎目。右が二煎目。)
産地/生産者について

京都府の宇治田原で作られる『018 うじひかり』。「みんな同じ化粧、顔つき。それはどうなんだろうと思う。子育てと同じようにそれぞれの品種の良いところを伸ばし、その個性を求められて貰われていくのが嬉しい。」と男らしく、苦みばしった表情でお茶へのあふれる愛を語って下さった下岡さん。
俺は茶つくんのが、結局好きやから 「018 うじひかり」下岡清富さんインタビュー
個性と面白さを求める下岡さんは、手間を惜しまず愛情深くお茶を育む農家です。我が子のように茶畑に接する様子や
味わい |
甘味:★★ 苦味:★ 旨味:★★★
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合組 |
「うじひかり」シングルオリジン |
産地 |
京都「宇治田原」 |
農園 |
下岡 清富 |
標高 |
240m |
蒸し |
浅蒸し |
火入れ |
80℃ 12min |
備考 |
開封後は直射日光や湿度を避け、1か月を目安にお召し上がりください。 |