チョコレートの誘惑に、街中がうっとりするバレンタインシーズン。
甘さだけでなく、ほのかな苦みや酸味を持つチョコレートを美味しく味わうためのドリンクとしてお茶は最適なんです。チョコレートの繊細な美味しさを、お茶は決して邪魔しません。それどころか、違った個性を引き出す「名脇役」としての一面も!
2020年2月の「TOKYO TEA JOURNAL VOL.10」でも、チョコレートとお茶の素敵な関係をとことん紹介しました。取材協力をいただいたのは、煎茶堂東京と同じく、シングル・オリジンにこだわる「ダンデライオン・チョコレート」。
そこで今回は、「ダンデライオン・チョコレート」の商品から厳選したBean to Barチョコレートとお茶のペアリングレシピを、東京茶寮・店長の井原が考案しました。
「ハシエンダ・アズール, コスタリカ,85%」に合わせるのは、さえみどり煎茶で点てた抹茶。いつものお茶に少しアレンジを加えて、チョコレートとのマリアージュをお楽しみください。
「ハシエンダ・アズール,コスタリカ,85%」×「さえみどり煎茶で点てた抹茶」
舌の上で溶かすとチョコレートの味がゆっくりと変化する「ハシエンダ・アズール,コスタリカ,85%」。イメージするフレーバーは「ローストしたコーヒー豆」「サワークリーム」「グレープフルーツ」。コーヒーのようなロースト香のするこちらのチョコレートには、お湯ではなく煎茶で点てた冷たい抹茶がよく合います。
ひとくち、またひとくちと、チョコレートと抹茶を味わうごとに満足度が高まります。
玄人好みのペアリングで、上質な時間を自分のものにしてみませんか。
<材料>
020 さえみどり 4g
抹茶 1.7g
お湯 120cc
氷 適量
<淹れかた>
【1】茶葉(020 さえみどり)に80℃のお湯を注ぎ、1分20秒蒸らす
【2】抹茶を点てます。お湯の代わりに【1】で淹れた煎茶で抹茶を点てる
抹茶を点てる時に茶筅がなければ、泡立て器やミキサーで代用します。
【3】【2】を冷やして氷を入れる
静かに氷を入れれば、完成。苦味と甘味が行き来する幸せを味わって。