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【試飲茶会】2021年6月販売のシングルオリジン煎茶3種を飲み比べしてみました!

2021年06月02日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は50種類以上。(2021年6月時点)その中でも、通年販売している茶葉と、期間を限定して販売している茶葉があります。

今回は、2021年6月から販売を開始するシングルオリジン煎茶3種をご紹介!煎茶堂東京 銀座店・店長/李(り)と、東京茶寮・バリスタの小野寺が3種を試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「たくさん種類があるけどどんな味なの?」「どう違うの?」「私が好きなお茶はどういうもの?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

午後の2時頃。小野寺さんは東京茶寮で、李は自宅で「オンライン試飲茶会」を行いました!

李:
「小野寺さん、ランチ食べましたか?」

小野寺:
「まだです!今朝、中途半端に起きてしまって朝ご飯を遅く食べました。」

李:
「私はちょうど昼ご飯を食べたので、お茶が欲しいな〜と思っているところでした。」

小野寺:
「そうなんですね。じゃ、この試飲会はちょうど良いタイミングですね!」

李:
「そうそう。お茶を飲まず待っていました。早く飲みたいです(笑)。今日はお茶何から飲みますか?6月は、「020 さえみどり」「029 めいりょく」「055 つゆひかり 武雄」が期間限定の品種です。リクエストありますか?」

小野寺:
「わたし、『020さえみどり』が好きなんです。楽しみにしていた品種だったので、さえみどりからどうですか?」

李:
「良いですよ!確かに久しぶりですね。では、早速お茶を淹れてみましょう!」

煎茶らしい上品な後味が長く続く王道の味わい。‍‍‍‍‍‍お茶界のサラブレッド「020 さえみどり」

「020 さえみどり」どんなお茶?

「やぶきた」と「あさつゆ」の交配によって生まれた品種で、お茶界のサラブレッドと呼ばれている「020 さえみどり」。

このお茶に、総合力で右に出るものはいないのではないかと思えるハイクオリティさ。香り、旨味、甘み、水色、バランス感。どれをとっても一級品の傑作です。煎茶の良さ、煎茶らしさで勝負する王道の茶葉。

李:
「『020 さえみどり』は飲むのが1年ぶりなので、70℃、120㎖、1分20秒の基本の淹れ方で淹れます。」

小野寺:
「私も基本の淹れ方で淹れました。うわ、いい香り!うん、一煎目の旨味のインパクトがすごいです。」

李:
「おいしいですね。濃厚な旨味の後にキレのある苦味が口の中に広がって、全体的にバランスが良い感じがします。」

小野寺:
「お湯でも、玄米茶でも、水出しでも、急冷茶でも、それぞれの温度帯で安定の美味しさを感じられるのがさえみどりの良さですね〜。個人的にさえみどりの急冷茶が好きなんですよね。」

李:
「なるほど。急冷茶良いですね!じゃあ、二煎目は急冷茶にしてみよう〜」

李:
「急冷茶、めちゃめちゃスッキリ!氷が溶けて味が薄くなるかなと心配したんですが、味そのものに深みがあるので十分しっかりしてます。これは夏にぜひオススメしたいですね。」

森林浴をしながら味わいたいお茶。「055 つゆひかり 武雄」

「055 つゆひかり 武雄」どんなお茶?

青く華やかな香りの奥に海苔のような香りが立ち、品種特有の旨味が舌の上にジワッと広がってゆくお茶。甘味、苦味ともに主張しすぎない味わいは、普段使いにも贈り物にも喜ばれそうです。

李:
「こちらははじめましてのお茶です。小野寺さんは飲んだことはありますか?」

小野寺:
「はい!JR九州「36ぷらす3」のワークショップに含まれている品種なので、以前味わったことがあります。」

李:
「どうでしたか?初めて味わった時の印象とか。」

小野寺:
「そうですね。「つゆひかり」の品種が煎茶堂東京の取り扱いで三つ目なので、他の「つゆひかり」と“どう違うかな”と思いながら飲んだ覚えがあります。水色きれいだったし…香りはスッキリ系だったかな。ぜひぜひ飲んでいきましょう!」

李:
「はい!はじめて飲むので、70℃、120㎖、1分20秒の基本の淹れ方で淹れます。」

小野寺:

「『055 つゆひかり 武雄』は佐賀のお茶ですね。煎茶堂東京で佐賀のお茶を取り扱うのは初めて。JR九州「36ぷらす3」準備段階で佐賀にも行ったそうで、デザイナーの谷本さんが“武雄神社に樹齢3000年とかの大きな木があって、そこに行ってきた。”と聞いたことを思い出しました。」

李:
「樹齢3000年の木…。うわ!今検索してみたんですが、すごい! 行ってみたい!」

小野寺:
「このお茶は、そんな自然の中で森林浴を楽しみながら飲みたいです。旨味も甘味も渋みと丁度いい。またこの素朴感が、私は好きです。」

李:
「日差しは暖かいけど風は涼しい日に、大きい木の下でお茶を...。 想像するだけで幸せになります。私は基本の淹れ方で淹れようとしたんですが、お湯の温度調整に失敗して温度が高くなってなってしまいました。蒸らす時間を調節して、40秒待ちますね。」

小野寺:
「高温で淹れた味わいはどうですか?」

李:
「パワフルな力強い香りがします。高温で淹れてもそこまで渋みが強くないので、香り系のお茶が好きな方は高温で淹れるのも良いかも。」

他の「つゆひかり」はどんなお茶?

ひとくちで香りが3度変化する。「029 めいりょく」

「029 めいりょく」どんなお茶?

香りの変化が特徴のお茶。はじめは青くクールに、途中で口の中で穀物のように甘く香り、後から紅茶のように香ります。この香りの変化には、一口飲むとうっとりします。

李:
「『029 めいりょく』は今日のお茶の中で唯一の静岡のお茶です。香りが九州のお茶たちと比べたら違います。花のような香りがします。」

小野寺:
「そうですね。東京茶寮でのお客様の感想だと、華やかな香りや紅茶のような香りとか…。人によって感じ方がそれぞれでした。余韻が長くて、今回の『020 さえみどり』と『055 つゆひかり 武雄』とは香りの印象が大きく異なるので、飲み比べが楽しめそうかなぁと思います!」

李:
「本当に…!全然違います。対比がはっきり感じられるのがすごく面白いです。」

小野寺:
「ニ煎目はふか〜い香りと相まって、身体にじわ〜と溶け込んできます。」

李:
「一煎目もニ煎目も香りが立ちますね。個性的でもあるので、一度飲んだら忘れられない味だと思います。」

小野寺:
「TTJでのオススメのペアリングが「つぶあんの最中」でして、合わせたら最高だな〜とあんこが欲しくなりました(笑)。」

李:
「基本のレシピを見ると、3煎目に玄米を後のせしますが、ドライミントとレモンバームを後のせしてみたく今日用意しました。ベランダで育てているアップルミントとレモンバームを取って乾燥させました。」

小野寺:
「お…!ハーブ園ですね。」

李:
「はい。ベランダハーブ園です(笑)。これ、すごくおいしい!めいりょくの花のような香りがベースになって、アップルミントの甘みとそレモンバームのさわやかな酸味までちゃんと感じます。美味しすぎて嬉しくて笑ってしまいました(笑)。調和がめちゃめちゃ良い! 今度ドライハーブ持って行くのでこれはぜひ飲んでみて欲しいです。」

小野寺:
「あんこからハーブまで。楽しみがたくさんあるお茶ですね。」

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